日本に住んでいると、異国の地の文化をなかなか知る術がありません。

それは有名すぎるアメリカでさえも例外ではありません。

アメリカにおける履歴書の書き方をしっていますか?

 

 

 
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私はニューヨークの大学を卒業しましたが、卒業したらそのあと1年間はプラクティカルトレーニングと言って、専攻していた分野の仕事を1年間することができる、というような法律になっているのです。

 

仕事を探すときに履歴書を書くのは日本と同じです。

しかし、日本とは履歴書のフォーマット自体が全然違うのです。

 

まずは、日本の履歴書には生年月日と年齢を書かなければなりません。

しかし、アメリカの履歴書には生年月日を書く必要もなければ年齢を書く必要もありません。

そして、男性か女性かということも書かなくてもいいのです。

男女平等で仕事を得る機会があるということで、男女の差別がないのです。

年齢も関係なく、仕事ができそうだったら仕事をするチャンスが与えられるということになっています。

 

履歴書のことをアメリカでは「Resume」と言います。

そのResumeを書くときには、学歴と職歴(あれば)など、自分を売り込むのに必要なことを簡潔に書くことが必要です。

それに顔写真を貼る必要もありません。

見た目は関係ないのです。

とにかくどんな大学で何を専攻して、どんな学位をもっているのか、また、仕事をしたことがある場合は、どのような経験があるのかを知ることが大事で、他のことはどうでもいいのです。

 

最初に年齢を書かなくても、大学を卒業した年代を見れば大体の年齢を推測することはできます。

しかし、大学院などをでている場合は、4年制の大学を卒業して社会に一度出て仕事をしてから大学院で学ぶことが多いです。

そのため、大学院を何歳で卒業したから、だいたい何歳であるという予想を立てるのは非常に難しくなります。

 

つまり、アメリカでは年齢はあまり関係ないのです。

 

経験が豊かかどうかの方が重要視されるのです。

 

過去にどんな仕事をしたことがあるのかなどを細かく書くと、どういう技量を持っているのかがわかり、書類審査では優勢になります。

 

 

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日本の履歴書では古い経歴から順に書くようになっていますが、アメリカのResumeの場合は新しい履歴を先に書きます。

ここも日本とアメリカの履歴書の書き方で大きく違う点です。

一番上には一番最後に行った学校のことか、一番最後に勤めていた会社のことなどを書きますよね。

賞をとっていたりしたら、そのことも書きます。

自分を最大にアピールすることが大事で、どのような能力があって、どんなことができるのかを細かに書きます。

 

とにかく顔写真も必要なく、生年月日も年齢も書く必要がありません。

国籍を書く必要もありません。

必要なのは名前だけ。

トライするすべての人が同じ舞台に立っているような感じでなのです。

自分をいかに高く売るか・・・、褒め称えられることは事細かに書き込みます。

 

 

日本の履歴書には趣味などを書く項目がありますが、アメリカでは書きません。

趣味などはどうでもいいのです。

アメリカでは仕事はあくまでも仕事。

 

 

個人的に仲良くなった結果、飲みに行ったりすることはありますが、基本的にそれぞれがプライベートの時間を大事にします。

そのため、日本のように終業したら飲み会、年末には忘年会、1月には新年会・・・なんてことを一々やらない企業が多いです。

全員のプライベート時間を犠牲にした付き合いなどは必要ないという考え方です。

日本人が急にアメリカで働くと実にクールな印象を受けてしまうかもしれませんね。

 

そして両国の間で大きく違うのは、履歴書のフォーマット。

日本では履歴書というフォーマットの書類が売られていて、それを使って記入して提出しますが、アメリカでは決まったフォーマットはなく、白い紙に自分なりのレイアウトで記入するようになっています。

 

Resumeで書類審査に通ると面接があります。

その時にその人物が男か女か、いくつくらいなのかがわかります。

それまでは全くわからないのです。

必要なものは実績だけで、どんなことができるのかを正確に伝えることです。

 

日本の履歴書を書いていると、証明写真を貼ったり、年齢を書いたり、住所を書いたりしなければならないので、皆に平等に仕事のチャンスがあるとは言えない状況です。

そもそも、就活生が全員ネットで何を書けば良いのか、どんな文章が通りやすいのかを調べて履歴書を書き上げます。

ネットの検索上位が正義。

皆が同じ方向をむき、正しい情報か分からないようなネット上の検索上位に掲載されている情報を鵜呑みにし、仕事を決めるのです。

 

この両者の違いには、人生の歩み方、仕事をどう捉えているのか、なぜその仕事をつとめるのか・・・という生き方に大きく影響しています。

日本では、何となく大学を卒業することが就職先を見つけやすい、より良い場所で働きやすい指標に成り、少しでも環境が良い場所で働くことを希望します。

しかし、アメリカでは自分が何か行動を起こしアピールできるものを用意しないと就職先を見つけにくいです。

単に大学を卒業した程度では自分を売り込む要素がないのです。

そのため、早くから何を身につけ、どのような仕事をしたいかということを考えます。

 

 

この違い、わかりますか?

何となく生きている日本人。

目的を持って生きているアメリカ人。

 

日本でもアメリカのように、年齢も書かなくてよくて、証明写真を貼る必要がなければ、もっと仕事をすることができるようになるだろう、と思うことがあります。

シンプルに見えるので簡単な漢字がしますが、実はとても難しいこと。

アメリカのResumeはとても理にかなっています。

皆さんは、どう感じましたか?

 
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