ここまで交通公共機関が発達してきた現代において、最も多く利用されるのは電車や地下鉄だと思います。

車で通勤することが困難であるような、たくさんのビルやオフィスが立ち並ぶ街中で仕事をしている人にとっては必要不可欠な移動手段です。

そのため、電車に乗ることが出来なくなってしまうということは考えられないかもしれません。

しかし、実はストレス社会と言われる現代社会において、電車が苦手になってしまうことは決して珍しいことではないのです。

 

 

 
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一度苦手な状態に陥ってしまうと、次に電車に乗る際にも「またなるんじゃないか」と身構えてしまい、負のサイクルに陥ってしまいがちです。

かつては自律神経失調症と総合的に呼ばれていた名称も、パニック障害や不安障害、広場恐怖といったより専門性の高い名称で病状を把握できるようなりました。

一度陥ってしまうと負のサイクルから抜け出せなくなってしまいます。

その悪循環を断ち切るために、実体験としても効果があった方法がありますので、記していきます。

 

 

まず最初に、電車が苦手な方に自覚しておいて頂きたいことがあります。

 

多くの方々は電車に乗る前に、既にその不安が始まっていることです。

 

 

酷い場合だと、電車に乗る予定の日の一週間前から眠れなくなったり、駅に付いた頃には冷や汗ものの体調になっていることもしばしばです。

まだ電車に乗ってもいないのに、電車に乗っているのと変わらないようなストレスがかかってしまうのです。

つまり、それはもはや“電車に乗るかどうか”は関係ないのです。

 

敵は電車ではなく、自意識が作り出す不安感。

 

と、いうことは自分次第でどうとでも変われるということなのです。

そう考えると、今までは怖くて目を背けることしかできなかった“敵”と、まっすぐ向き合う勇気も湧いてきます。

何か分からない得体の知れない怖いものではなく、自分自身。

自分をコントールすることが出来れば、絶対的に乗り越えることが不可能であると思われた強大な敵に立ち向かう事ができるのです。

 

 

では、その自作の不安は、どのように作られているかをまずは把握しましょう。

簡単に言えば、「大丈夫かな」と繰り返し確認しすぎた結果、不安が膨らんでしまったパターンが非常に多いです。

自意識の中でも、危険を回避するための指令は、他のどんな自意識よりも尊重されます。

人の脳は自然と自分を守るように働くのです。

そのため、旅行に行ける楽しさよりも電車で具合が悪くなる不安の方が大きくなってしまうわけです。

 

実際に具合悪くなった経験をした場合、「今度は大丈夫、今度は大丈夫」なんて楽観的に思えなくなるのは自然なことであり、それが何度も繰り返されれば、具合が悪くなる確率が高いという既成事実ができてしまいます。

こうして刻まれた認識を覆すのはどんどん難しくなります。

 

そこで大切なことは、前回の自分と今回の自分は違うと思わせてくれる条件を加えてから、挑むこと。

 

 

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前回の自分と今回の自分は違うと思わせるのには、どうすればいいのでしょうか?

 

自分に言い訳をするするのです。

 

例えば、寝不足などを引き合いに、「まぁ前回は○○だったから、あぁなっても仕方なかったよ」と強く自分に印象づけるのです。

苦しくなったときが特別だったと思える条件を見つけるということですね。

 

さらに、新たな条件を加えることで、過去の自分と決別することができます。

具体的には、携帯の待ち受けを気分が和らぐ子猫の画像や励まされた言葉にしたり、好きな音楽を聴きながら乗ったり、健康祈願のお守りを持ったり、占いの幸運日に乗ってみるなど。

 

 

こうして、前回の自分とは違う自分で臨むことで、「大丈夫かな」と永遠に繰り返す必要もなくなります。

 

過去の自分に言い訳し、次回の自分にプラスアルファを加える。

こうして時系列上の自分に大きな差を生み、克服をしていくということです。

 

 

パニック障害や不安障害で使われる言葉で、広場恐怖というものがあります。

これは過去に苦しんだ環境と似たような状況に陥ることで、同じような苦しみが再び訪れるのではないか・・・と不安を抱えてしまうことです。

実際は、そこがたまたま電車内やレストランだっただけで、その空間そのものには何ら問題がないことがほとんどなのです。

そうなる以前は、何の問題もなくそれらを利用していたことから考えても、その信憑性を疑う余地はありません。

 

 

つまり、苦手な空間があるわけではなく、その空間に入るのが苦手という自意識を変えない限り、何度チャレンジしても乗り越えることは難しいです。

自分を守ろうとする優秀な防衛本能に命令されるのです。

「その具合が悪くなる鉄の箱から出なさい」と。

 

その命令を、電車に乗る前に、正しい情報に書き換えなければなりません。

電車は、空調も温度も最適に管理された居心地の良い空間であり、そこへ入っただけで具合が悪くなるような条件は何もありません。

確かに満員電車など、気持ちが悪くなる要因が強い状況だと仕方がない面もありますが、「電車に乗るだけで具合が悪くなる」ということはあまり正常とは言えません。

不安なままの自分であったとしても、無理をせず不安を打ち消すための武器はいくらでも増やせます。

これさえあれば大丈夫、と思えるアイテムをみつけることから、電車克服のための一歩を歩んでみて下さい。

 
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