勉強は自分で行うものでもありますが、既にその知識を持っている人から教えてもらえると、理解が非常に早くなります。
その際、お金を払うこともあるでしょう。
しかし、間違った方法をとっていると、そのお金は無駄にきえてしまいます。
学校の先生や塾講師
さて教育者というとどのような方々を想像するでしょうか?
まず一番最初に思い浮かぶのは、学校の先生や塾講師ではないでしょうか?
このような立場である場合、生徒の学力や人格形成に大きく影響を及ぼすので、大変荷が重い役柄になります。
まず最初に学力をつけさせる場合何が必要なのでしょうか?
先生一人に対して、生徒を何十人も見ることになるので、どんな考え方にも柔軟に対応出来る能力と学問を教える、そもそもの知識が必要最低条件となります。
最近では一般社会での雇用不安などから公務員である教師に就こうとする人が多く、とても狭い門をくぐってきていて学力的には非常に優秀な方々で溢れているのが現状です。
しかし、不思議なものでクラスを一つ担当すると生徒全員が成績優秀になることは基本的にありません。
これは蟻の実験でもわかるように、働く「とある集団」が存在した場合に、2割は何故かさぼってしまうという面白い現象があります。
学校のような集団生活では全員が成績優秀になることは絶対にありません。
必ず挫折してしまう人が数人いるのです。
成績向上に必要な条件
さてそれでは成績向上に必要な条件はなんでしょうか?
講師の学力でしょうか?
工夫やアイディアでしょうか?
これらはあって当たり前であって大切なことは他にあります。
一人の生徒の学力や能力を伸ばしてあげる場合は、講師との相性が重要なのです。
考えてみれば当たり前で、いくら講師が博識でも授業が非常につまらなかったりわかりにくかったりすると、100のうち10も伝わりません。
一人の講師がたくさんの生徒を教える限界というのはこの辺にありそうです。
100のうち10も伝わらない場合よりは70のうち50伝わった方が結果が出るのは明らかです。
講師と生徒の相性は思っている以上に大切なのです。
昔から裕福な家庭の場合子供に家庭教師を何人もつける場合があります。
勉強する子供からしたら疲れるでしょうが、ある意味的を得ている行動なのかもしれません。
何人かの家庭教師から習えば一人くらいは気が合う人が見つかりそうな気もします。
その他の業界での例
さてスポーツ業界ではどうでしょうか?
最近では、将来有望な日本の若いアスリートが、さらなるパートナーである指導者を求めて海外へ行く場合が多いです。
スポーツ業界では、早くから指導者の大切さを理解して、実行しているのがおわかり頂けると思います。
日本の学校で、は面白いもので大学院以外ではあまり「この先生に習いたい、勉強したい」という理由で学校を選ぶことはないでしょう。
だいたいがネームバリューやその後の進路・就職先を考えてその過程として考えます。
昔と比べて大学への進学率が上がったのはこのような理由も一つとして挙げられることでしょう。
そして、就職後のマッチングミスによる離職が多いことにも繋がるのではないでしょうか?
学問でも仕事でも、目的を持たずに突き進むにはモチベーションの限界があり続かないのでしょう。
今、学生で成績が思うように伸びない方・自分の子供の成績が上手く上がらないと悩んでいる方々は、一度通っている学校・塾・習い事などの先生とのマッチングを考えてみるといいかもしれません。
日本人は昔から義理や人情がありそのような切替が下手な人種です。
月謝を払っているのであれば、決して義理・人情を感じる必要はありません。
学校は簡単にコロコロ変えることは出来ませんが、塾や習い事であれば比較的簡単に変えることは可能です。
今後のことを考えると、一日も早く見極め損切りをし次を探してみると良いでしょう。
本人のやる気や努力は絶対条件ですが、必ずマッチングする指導者に出会うことでさらに飛躍することでしょう。