日本人は英語が苦手な民族と言われています。
私達の周りでも「英語アレルギー」と堂々と宣言している人もいますね。
もしかしたら、あなたもそうなのでは・・・?
しかし、これは「日本人だから英語が苦手」なのではなく、「英語を学べる最適な環境にない」から喋れないのです。
人種は全く関係ありません。
そこで、英語をより早く、確実にマスターする為におすすめの方法を紹介します。
私自身、この方法によって英語をマスターできるようになったので是非参考にして下さい!^^
オンライン英会話の落とし穴
最近ではオンライン英会話が人気になっています。
自宅に居ながら教師と会話ができるので、初心者の子供や主婦が利用するケースも増えています。
確かに、わざわざ足を運ばなくても良いというのは大きなメリットたり得ます。
しかしオンライン英会話には2つのデメリットがあります。
1つ目は、教師の質によるものです。
多くのオンライン英会話では、フィリピン人教師を採用しています。
その中には学生も多く、有名大学に在学している教師もいます。
そして当然日本に関する知識はなく、文化や習慣も全く違っています。
初心者にとって自分が言った意味を的確に理解してくれない英会話教師というのは辛いものがあります。
例えば日本の学校のシステムでも4月始まりで小学校は6年、中学校は3年ですが、海外では違います。
これは世界共通のシステムではありません。
会話に学校行事が出てくるとお互い「?」になることが多く、その場合は生徒側も上手く説明できる訳がなく、結局何となく「OK」で終わることになります。
英会話教師になるならば、少なくとも日本について予備知識のある教師を選ぶことが大切です。
2つ目は、時差によるものです。
これは国が違うことにより生まれる時差ではなく、電話回線により生まれる時差です。
オンライン英会話は基本的には電話回線ですので、お互いが同時に話すことはできません。
会話はテンポが大切で、目の前の相手の仕草や表情を見ながら相槌を打ったり、話題を掘り下げていきます。
オンライン英会話ではまず相手の顔は見えてもその状況は分からず、空間を共有せずに会話を進めていきます。
つまり、お互いの頭の中を推察しながら順番こにしか話が出来ない分、内容に限界があるのです。
以上のような理由からオンラインによる英会話は、テキストを使用して進めていくならともかく、リアルタイムなフリートークには不向きと言えます。
聞き流すだけの教材も要注意
オンライン英会話と並んで人気があるのが「聞き流すだけ」の英会話教材です。
実際に使用して英会話ができる様になった有名人が宣伝していることから、知らない人はいない程です。
多くの人が英語を勉強しようと思った際に思い浮かべる教材ですよね。
しかし、聞き流すだけの教材を利用して英会話を上達させるには、ある条件があります。
それは「覚えた英語をすぐに試す機会が多くある」という点です。
聞き流して頭に入った英語を何度も使うことで、脳がフィードバックしながら記憶していきます。
ところが「聞き流したまま」では、本当に流れて消え去ってしまうのです。
「これから海外旅行に行くから是非英会話を覚えて実践に役立てたい」と思い、聞き流す教材を購入する人もいるかも知れませんが、おそらくあまり役に立たないでしょう。
聞き流す英語が役に立つのは、すぐに話せる環境にある人です。
覚えたことを何度か話して脳に覚えさせてから海外旅行へ出かけないと、フレーズがパンパンの脳の状態でいざ英会話をしようと思っても、詰まってしまい出て来ないのです。
会話は話の内容を考えることはありますが、その話の内容をどう言語化するのかを考えながらするものではありません。
その話の内容をどう言語化するのかを試す場がなければ実践で英語を話すのには厳しいと言うことです。
洋画で英会話を覚えるコツ
さて、それではどうしたらネイティブ並みの会話を覚えることができるのでしょうか。
それは、洋画を観ることが一番です。
多くの英会話習得のノウハウで「洋画を利用する」という記事がありますが、本当に役立ちます。
但し、ただ字幕で観ているだけでは英会話力にまで繋がりません。
洋画で英会話力を培おうと思ったら、コツが必要なのです。
ではそのコツとはどんなものなのでしょうか・・・。
まずは何でも良いので自分が好きな洋画のDVDを手に入れます。
もちろん実写です。
アニメの方が好きという人もいるかとは思いますが、アニメは人の仕草や感情が分からないので、英語を習得するための教材としては不向きです。
字幕付き視聴し、繰り返すことによってしっかりと内容を覚えましょう。
次に、字幕ナシでもう一度観てみます。
大体の内容は頭に入っているはずですので、最期までどの様なことを言っているのかおおよそ理解できればOKです。
細かいシーンまで内容が分かる様になるまで、これを繰り返しましょう。
さあ、では言語は英語で、しかも英語の字幕で観てみましょう。
内容は分かっている筈ですので、字幕を見ながら一緒に口を動かして言ってみましょう。
今迄聞き取れていなかった単語が入っているのに気が付くでしょう。
これができる様になれば、聞き流すだけの教材と同じ効果を得ることができている筈です。
特筆すべきは実際に会話をしているシーンを見ながら、さらに字幕を見ながらフレーズが脳に刻まれていくと言うことです。
これは単なる聞き流す教材とは効果が違います。
頭への入り方、脳への刻まれ方が違います。
洋画はプロの俳優が演じていますので、状況も分かり易く自然に英会話に馴染むことができます。
「どうしても英会話を上達させたい」と思う人は、是非一度チャレンジしてみて下さいね。