皆さんは人生で最も「痛い瞬間」はどんな時でしたか?

幸いにもほぼ痛みを感じないような人生を送ってきた方もいるかもしれません。

もしくは、出産という幸せと隣り合わせの痛みが最も痛かった瞬間かもしれません。

私が人生で一番痛いと思ったのは、急性膵炎でしたので、その瞬間をお教えしましょう。

 

 

 
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そのすごい痛みは突然訪れました。

父がちょうど心臓のバイパス手術で入院していたので、お見舞いに行こうと思って支度をしていたら、胃のあたりが痛くなり始めて、なんだか変だな、と思ったのです。

時間が経つにつれて痛みは激しくなっていました。

しかし、私はタクシーを呼んで、父の病院に向かうことにしました。

安易ではありますが、お腹は痛いけれども、結局行き先が病院なのだから、きっとなんとかなるだろう、と思っていたのです。

 

 

病院に着く頃には前かがみにならないといけないくらいに痛みが激しくなっていました。

 

 

あなたは、前屈みにならなければいけない位の痛みに襲われたことはあるでしょうか。大便をする際に、ものすごい腹痛に襲われることがありますが、感覚としては近いかもしれません。冷や汗がじりじり出て、生きているのがやっとという感じです。

そんないたみの中、受付で父の部屋を聞いてエレベーターに乗ろうとしていたら、父が母と一緒にちょうどエレベーターから降りてきたのでした。

私は両親と会うなり「胃が痛い」と訴えました。その頃にはもう立っているのがやっとというくらい痛みが激しくなっていたのです。

それで、父がどこからか車いすを持ってきてくれました。さすが自分が入院している病院だけあって勝手がわかっています。当時はそんなジョークを言えるような状況ではありませんでしたが。汗

私はそこに座り、救急に連れて行かれたのです。

 

そんなジョークは言えなかったのですが、どうしても抵抗した事がありました。それは、ベッドに横になって動脈からの採血をしなければならないことを告げられたとき。

血を抜く場所が足の付け根だったのです。ちょうど股のところから採取するということで、まさかパンツを見せるようなことになろうとは思っていなかったので、ギョッとしました。腕からなんとか採取してもらえないものかと相談しましたが、無理とのこと。

結局男性看護師ではなく、女性の看護師さんが採血をしてくれました。これだけはさすがに痛みに襲われていながらも抵抗した出来事でした。

 

その時に、アミラーゼが異常に高く、急性膵炎だということがわかりました。

しかし、その時には膵管に詰まっていた胆石がコロッと流れ落ちたらしく、炎症は治まったのです。しかし、医者は絶対安静で、飲み食いも一切禁止というのでした。なにしろ急性膵炎の死亡率は30%なので、万が一という場合があるということでした。

その時は胆嚢に胆石の残りの砂のようなものが溜まっていた状態でした。胆嚢の切除の手術を勧められましたが、当時は開腹手術しか方法がなかったので、手術はしないと決めました。

 

 

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それから約10年後・・・。

 

また異常な痛みが胃のあたりに起きてきました。時間はすでに夜中で、痛みの感じからして、急性膵炎だろうと思いました。10年も経っているのに体はその痛みを覚えているモノです。

簡単な入院道具をバッグに詰めて、ベッドの上に置いておきました。

父が夜中に総合病院に連れて行ってくれて、救急で診察を受け、やっぱり急性膵炎ということでした。

 

あの10年前には砂のようだった胆石が大きくなっていて、膵管をしっかりとつまらせていたのです。

痛みがすごくて、痛み止めを点滴から入れてもらっても身動きが取れないくらい痛かったのです。入院したのは土曜日の夜中だったので、治療を受けることができなくて、月曜になって内視鏡で詰まっていた胆石を取り除くことになりました。

胆石が取れたら痛みも和らいできたのですが、とにかく胆嚢にびっしりと胆石が詰まっているので、胆嚢の摘出をしなければ、また同じことが起こる、ということでした。

それで、その1ヶ月後に胆嚢の摘出手術を受けました。10年前にはなかった内視鏡で胆嚢が取れるという技術が発達しており、体に対する負担が少なくてよかったです。開腹手術に比べたらとても楽でした。

 

 

手術が終わって、執刀医のドクターがベッドに来て、胆石が310個入っていた伝えられました。

 

 

これには本当にびっくりしました。

そして、取り出した胆石をプラスチックの容器に入れてくれました。

よくもまあ、こんなものがお腹の中に入っていたな、と思うくらい、たくさんの胆石がボトルの中に入っていて、本当に内視鏡で手術ができてよかったと思いました。

10年前には考えられないことで、10年待った甲斐があったような妙な感じがしました。

皆さんもお気を付け下さい。

 
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