日本に住んでいると、日本での考え方、価値観、文化が当たり前のように身につきますが、それは世界標準ではありません。
実に生きずらい考え方で日本人は生きていると言わざるを得ません。
今回はハワイに住み始めて約12年の私が、日本と欧米人の考え方の違いを紹介します!
私は仕事をしながらいろんな人種の人達と話す機会があります。
日本に住んでいた頃は、家族、友人、近所の人、会社の人のほとんどが日本人。
しかしいまはハワイに住んでいることで、国際的な人間関係を築いています。
そんな私が感じる日本人と欧米人の価値観の違いについてお話致します。
私は日本人なので、仕事をすることがとても大事です。
「そんなの当たり前だよ」とツッコまれそうですが、ここハワイでは仕事をすることは当たり前ではありません。
幸せの価値観

私のアメリカ人の友人Sさん(20代)の場合。
サーフィンが大好きでカリフォルニア州から引っ越して来ました。
彼女のライフスタイルの中心は海。
サーフィンで一日が始まり、サーフィンで一日を終えます。
サーフィンをエンジョイする為にハワイに住んでいるので、全てはサーフィン中心に物事を決めます。
例えば、なるべく長くサーフィンをする為に、仕事は長い時間拘束されたくないと言います。
彼女は正社員ではなくアルバイトで生活に必要な分だけを稼いでいます。
しかしハワイは物価が高いので、サーファー仲間とルームシェアして、無駄なお金は使わない。
もちろん車は持たずに、モペット(スクーター)だけで十分。
彼女は贅沢はしません。
高級ジュエリーを買ったり高級レストランといった贅沢はほとんどしません。
一日の半分は海で過ごすので、それが何よりも幸せなんだそうです。
今は婚約者のボーイフレンドがいて、幸せだと言っていました。
海外旅行は一年に一回の贅沢なんだそう。
それでも今の生活に満足しているそうです。
自分の幸せ、中心が何であるのかをよく理解しているのです。
仕事の価値観
日本人は働くことに人生の生き甲斐を見つけます。
仕事は生活のために必要なお金を稼ぐ目的だけでなく、いち社会人として義務のように捉えていますよね。
日本人は真面目ですから、仕事をし過ぎて体調を崩す人もいます。
あのタモリさんはお昼の番組「笑っていいとも」の収録がある為に、海外旅行には長年行けなかったそうです。これからはいろんな国を見てみたいと話していました。
日本人は仕事を中心に毎日が回っています。
日本では自分の都合で仕事を休んでばかりの人は、信用されませんよね。
周りが仕事しているのに自分だけ休むと、申し訳ない気持ちになったりします。
しかし欧米人は仕事はあくまで生活の一部であるということ。
休む事に罪悪感はありません。
仕事の時間が終わったら、きょうの仕事はそれで終わり。
日本のように仕事の後に飲み会もないし、忘年会もありません。
さっぱりしたものです。仕事とプライベートの境界線がはっきりしているのです。
欧米人はプライベートの時間をすごく大切にしています。
Sさんのように趣味のサーフィンだったり、クラフトワークに専念したり、ひとによって趣味は様々です。
欧米人の長期休暇の使い方
また欧米人の長期休暇の使い方も日本人と違いがあります。
欧米人にとって長期休暇は家族とのんびり過ごすことに生きがいを感じています。
しかし日本人は忙しく仕事をすることに生きがいを感じていますので、お盆休みや年末年始のお休みに生きがいを感じません。
私は日本人ですから、仕事が忙しいと安心するタイプです。
今までは、いい大人がアルバイトだけで生活するなんてどうなの?と思っていました。
しかし今、何となく仕事に対する価値観が変わってきました。
仕事の為に生きるってもしかして私、人生損しているかもしれない…。
欧米人のバケーションの楽しみ方を見ながらそう感じるようになりました。
さらにSさんはこう言っていました。

「仕事ばかりしているのは、自分の肉体に失礼なことをしているんだよ。生きているからには神様に幸せを示さないといけないの。」
よくアメリカ人と話していると、「神様に恥じないように生きる」という言葉をよく聞きます。
私達日本人は仕事をしながら神様のことまで考えませんよね。でもその言葉は私の心にガツンと響きました。
私は今の仕事中心の生活を見直して、これからは余暇や自分の趣味を中心に生きよう!と思いながら、今日もせかせか仕事をしている私です…。
年齢はただの数字
Age is just a number.という言葉を聞いたことがある人がいるかもしれません。
これはアメリカに住んでいると、よく聞く言葉です。
日本では「初めまして」の時に、名前のあとに年齢を聞いたりしますが、アメリカでは、それは失礼に値します。
海外では特に女性に「何歳ですか?」と軽々しく聞かないほうが良いです。第一印象が悪くなります。
ではアメリカでは本当に年齢を気にしないで生きているのでしょうか?
私はハワイに住み始めてから、年齢を聞かれたことがありません。
また仕事の履歴書には年齢を書く欄がありません。
日本のファッション雑誌には「30代からのコーディネート」とか「40代でも大人可愛く」とか年代に合わせた記事を多く見かけます。
「40代からの基礎化粧品」とか「50代から始める英会話」とか商品の宣伝文句にも年代がキーワードになっています。
ハワイを含め、アメリカでは年代で物事を決める習慣はありません。
大人可愛いファッションが好きな人もいれば、クール系なファッションが好きな人もいる。
それは年代によって決まってるのではなくて、その人の個性と考えるのです。
英会話を勉強するのは年齢と関係ありません。
10代から英語を習っている人もいれば、50代からやり直し英会話を始める人もいます。それはその人の人生によって違うので、物事に年齢は関係ないという考えなのです。
年齢によって物事を決めないアメリカ人
日本人は30代になると、結婚を焦る女子が多いと聞きます。
しかし結婚のタイミングは人それぞれ。みんなが結婚し始めたから、自分も結婚しないといけない、という考え方はおかしいのです。
私がハワイに移住して、良かったと思うことのひとつに、年齢の壁がなくなった事です。
誰からも年齢を聞かれる事はないし、制限もされません。
だから、いつも自分らしく生きることが出来ます。

「この年になって~」
という表現はありません。
そういった意味ではアメリカは本当に自由で、年齢に関係なく何でもチャレンジする機会が開かれているな、と思うのです。
幅広い年齢層の友達
私はハワイでは年齢関係ない友達が多いです。
例えば私は30代ですが、20代から60代の友達がいます。
50代の女性と一緒にご飯を食べたり、60代の男性と一緒にテニスをしたりします。
日本にいるときはあまり歳の離れた友達はいませんでした。
特に30歳以上も離れた異性とは、普通は友達にはなれませんよね。
私はカリフォルニア州にも住んでいましたが、ハワイの方が年齢の垣根がなく、幅広い付き合いがあります。
またハワイ州の良いところは人種による差別がありません。
基本アジア系の移民が多いので、日本人だからと差別されたことは、一度もありません。
学生時代にMIDWESTに行ったとき、レンタカーで走っていると、職務質問にポリスに何回か止められたことがあります。
アジア人が珍しいので、「ここで何してる?」と聞かれて、「語学留学で来ている」と答えると、「ここはあなた達が来るところじゃない」と冷たく言われ、疎外感を感じたことがありました。
ここハワイではそういった差別を受けたことはありません。
日本に住んでいる皆さんも、これからは年齢で物事を判断しない考え方をしてください。
何かを始めるのに遅過ぎるなんてないのです。40代から料理を始めてもいいのです。
50代からジョギングを始める人もいます。
年齢を気にしないだけで、人生色んなことにチャレンジ出来ます。
自分がまだ10代だと想像してみよう!
私の友達で「まだ自分がティーンネイジャーの気持ちでいる」と言う人がいます。
歳をとっても気持ちだけは若いということ。
もしあなたが、10代、20代にタイムスリップしたら、何をしますか?
ギターを始めてバンドを組みますか?
語学の勉強をしますか?
ではなぜ今しないのでしょうか。
それは年齢を言い訳に諦めているのです。
何事も遅すぎることはありません。
Age is just a number.
年齢はただの数字なのですから。
良い考え方ですね。確かに日本人は仕事が一番で嫌々やろうがそれが自分の人生だと思い込んでいますね。好きな事をして生きようとすればそれなら食って行けなくなったらどうする???殆どの人が不思議がったり無理だと思い込んでいますね。人の生き方は本来100通り合っても良いのです。人生が一番幸せなのは好きな事に好きなだけ打ち込める時間と好きな事が仕事で生かせて毎日が充実出来るかどうかなのです。嫌々すると言うことは時間も長く感じる上に向上心ややる気も出ないからです。日本人は世間や社会、周りに合わせ過ぎて誰の為に生きているのか分からなくなっているのです。人生は自分自身で考えて生きる事が一番大事なのです。外国人は周りに合わすよりも自分自身の人生が一番だと分かっている人が多いので日本人には刺激になりますね。