最近は少子化で親が子供にかけるお金も増えてきていると言います。
それによって小さいうちから習い事を始めるお子さんも増えましたね。
親もそんな周りの子に影響され、なんとなく我が子に習い事をさせてしまうこともありそうですが、その習い事は本当に子供のやりたいものなのでしょうか?
ひとつの習い事を始めることで他の習い事との出会いが減ったり身に付ける機会を失うこともあります。
親は子供の習い事に対する「やりたい!」という気持ちをどう受け止めるべきでしょうか。一緒に考えてみましょう。
子供の習い事:子供のやりたい気持ちが本心か試す
子供が自分から「やりたい!」と言えることはとても素晴らしいこと。
しかしよく聞いてみると、友達がやっているからとか自分も習い事というものをしてみたいからというだけのこともあります。
そんな理由で本当に始めてしまってもいいものなのでしょうか?
かと言って頭ごなしに「なんとなくは良くないよ」と諦めさせるのももったいない気が・・・。
やってみなければわからないことも多いですから、一番良いのはその気持ちを一旦受け止めてあげて体験教室などに参加させてみることです。
本当にやりたい気持ちがあれば参加するはずし、それをためらうようならまだ気持ちが固まっていないと見て、もう少し気持ちが固まるのを待ってみましょう。
ただ注意しなければいけない点があります。
それは「実際に通うことになっても通わせることができるかどうかを考える」ということです。
金額や家からの距離などによっては子供がその気になっても通わせられないこともあるので気持ちを高めてしまうのはむしろ残酷なことになってしまいます。
子供の習い事:子供のためになることなのか考える
子供が楽しめる習い事なのかどうかも続けるためには大切なことですが、楽しいだけではなく我が子に必要なことが身に付くかどうかを考えることも親として大切なことです。
例えば
- 気が小さい子なら度胸がつくようなこと
- 思いやりが足りない子なら団体競技などで学ばせる
- 自立心が足りない子ならあえて個人種目でもくもくと挑戦させる
そんな考えを持って何を習うか決めて挑戦させると将来にわたって子供の財産を養えます。
子供はただ楽しいというだけではなく自分に自信が持てるようになります。
習い事から吸収することは技術だけではありません。
自分がどうそれを活かすか、活かしたいと思えるようなことをどれほど学べるか、それも重要なのです。
そのためにお金をかけて貴重な子供時代の時間を費やすのですからね。
子供の習い事:今やるべきかを考える
子供の周りの状況を考え、習い事を始めるベストなタイミングかどうかを探りましょう。
例えばせっかく友達が増えてきて放課後遊びの機会もある今、習い事で時間を取られるようになると人間関係が気薄になってしまう心配もあります。
また、他の習い事をしているのに新しく増やしてしまうことでプライベートの時間が取れなくなり、ストレスや睡眠不足に繋がるということも。
時には始める時期を待たせたり何かを辞めさせて選ばせるという我慢も子供にとってメリットになることもあるということです。
しっかり話し合って自分にとって何が必要かどのくらいのペースなら楽しく続けられそうかを子供にもじっくり考えさせましょう。
子供のやりたい気持ちを枯れさせたくない親心や何かを始めさせないとと焦る気持ちもわかりますが、本当に大切なのは「何を習うか」よりも「よく考えて始めること&考えながら続けること」なのかもしれませんね。
どんな習い事だって真剣なものなら得るものも大きいはずです。
しかし何もかもできるわけではありません。
だからこそしっかり向き合うことをサポートするのが親の役割ではないでしょうか。
以上が子供の習い事を決める際の私なりの注意点です。
子供はまだ自分で決める判断力にかけています。それに自分で賄う経済力もありません。
そこで、どのように子供にアプローチしてあげるかは重要です。
子供の為に、自分の為に、何を選択するべきかを考えましょう。