長年愛され続けているアニメ「攻殻機動隊シリーズ」。

しかし、その製作背景は少々複雑で、何から見たら良いのか、その舞台背景はどんなものなのか、初心者は分からない事だらけで嫌になってしまう人が多いようです。

そこで、今回は攻殻機動隊シリーズの概要から、見る順番、魅力までまるまるっとご紹介したいと思います。

攻殻機動隊初心者は是非読んで下さい。

 

 
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攻殻機動隊の概要

攻殻機動隊とは、と1991年に発売された士郎正宗による漫画です。

押井守監督により映画アニメ化、神山健治監督によりテレビアニメ化、最近(2017年)ではハリウッド実写映画化も果たしている世界的に有名な作品です。

 

物語は近未来の日本で幾度かの核戦争や非核戦争などを経た世界観です。

そんな世界観の中でネットーワークや義体・アンドロイド・AIなどの要素を根幹に据えながら物語が展開していきます。

物語の主人公は内務省直属の防諜機関・攻性組織「公安9課(通称 攻殻機動隊)」に所属する草薙素子です。

原作の漫画ではこの草薙素子が人形遣いと言われる正体不明のハッカーと出会い物語が進展していきます。

基本的にはこの草薙素子が主人公ですが、シリーズによっては公安9課と草薙素子ががメインに据えられ物語が進んでいく作品もあります。

 

実写化や劇場版シリーズの公開など新たに活気だって来ている攻殻機動隊シリーズ。

まずは時系列を紹介していきたいと思います。

実際に作品を紹介していきますが分かりやすさを優先したいので公開日時などは多少前後します、またこのシリーズの基盤である原作の漫画は省略させていただきます。

 

 

攻殻機動隊シリーズの順番を整理

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

 

このSTAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)は2002年に放送されたテレビシリーズで全26話あります。

このシリーズの根底として、原作の攻殻機動隊で「もし素子が人形遣いに出会わなかったら?」という前提で作られており、言うなれば原作に対しパラレルワールドとしての物語です。

ただ、アニメ作品の根本であり基本、たくさんのファンに愛されている攻殻機動隊シリーズの始まりがSTAND ALONE COMPLEXです。

 

主人公は草薙素子と公安9課をメインに物語が進んでいきます。

笑い男事件と言われる一連の出来事を主軸に作られています。

 

攻殻機動隊に初めて触れるという人はまず、この作品を視聴することをお勧めします。

攻殻機動隊のキーワードと言える電脳・義体化・ゴースト・功性防壁などの用語や世界観をわかりやすく説明しています。

原作とはパラレルワールドと言いましたが・・・このあたりの設定は共通しているので、そのまま理解してもらって構いません。

 

また、このテレビシリーズは2期も作られており攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGというタイトルでこれも26話あります。

1期のS.A.C.の完全な続編で個別の11人事件を主軸に作られおります。

さらにこの 2nd GIGの続編で攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Societyも作られており、これはテレビアニメではなく約2時間の単作です。

基本的にこのSTAND ALONE COMPLEXは現状この三作で、物語としては他の攻殻機動隊とは物語は共通していません。

 

 

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

 

このGHOST IN THE SHELLは1995年に劇場公開された映画です。

日本よりも海外で評価された作品ですね。

主人公は草薙素子で漫画版の正当な映像化で監督は押井守です。

 

 

このGHOST IN THE SHELLの続編で2004年に劇場公開「イノセンス」。

名前には攻殻機動隊もGHOST IN THE SHELLと付いていませんがGHOST IN THE SHELL正式な続編です。

この物語の主人公は草薙素子ではなく公安9課のバトーがメインとなって物語が進んでいきます。

このシリーズはこの2作のみとなっています。

 

 

攻殻機動隊 ARISE

 

ARISEは2013年に公開された全4話からなる劇場作品で、この作品は今までの攻殻機動隊を一新したような作品です。

これまでのキャラクターの見た目や性格を一新しています、

このシリーズは完全に他の作品から独立しており完全なパラレルワールドと考えたほうがいいと思います。

内容としては公安9課設立に至る物語で主人公は草薙素子です。

またこの作品のみキャラクターを演じる声優の方々も変更されているため、攻殻機動隊ファンにとっては少し残念な要素かもしれませんね。

 

 

番外編

APPLESEED

このAPPLESEEDは攻殻機動隊には直接関係ありませんが、攻殻機動隊の作者である士郎正宗による漫画で、メディアミックス展開されており攻殻機動隊同様、映画やテレビシリーズなどあります。

攻殻機動隊のキャラクターなどは登場しませんが攻殻機動隊の95年後の世界で世界観を共通しており、ポセイドン・インダストリアルなど聞いたことのある単語が出てきます。

 

RD 潜脳調査室

2008年にテレビシリーズ公開されたアニメで前26話です。

攻殻機動隊から約32年後の世界で、世界観を共通しておりこれも士郎正宗による漫画原作です。

電脳やネット社会など攻殻機動隊と共通する設定が多いです。

ですがあくまでも世界観が同じという程度で実際にはほぼ別作品と言っていいかもしれません。

 

 

以上で攻殻機動隊を軽くご紹介させていただきましたが、単語や物語を知れば知るほどどんどん引き込まれる内容です。

最初は敷居が高いかもしれませんがぜひこの機会に攻殻機動隊に触れてみてください。

 

 

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攻殻機動隊の魅力とは

ここでは、長期に渡って放送していて且つ内容が濃厚なテレビアニメ版をターゲットにして、その魅力を語ります。

 

 

魅力その1:舞台背景

攻殻機動隊は、未来の日本を舞台としています。

「未来」のことは一旦さて置き、日本についてはフィクションながら政治/経済のあり方がとても綿密に設定されています。

話によっては現代の日本に通ずる慣習などが残っているため、ある種の現実味が溢れています。

その上に、「未来」を感じさせる重要な要素として、「電脳」が存在します。

「電脳」とは、人間の脳と外界(プログラムやデータベース等)をダイレクトに接続することができる画期的なテクノロジー。

これが、人やモノとコミュニケーションを取るために欠かせないものとして登場します。

現実味のある日本に横行する画期的なテクノロジー、この舞台背景が整っている時点で、フィクションとして充分魅力的なものになっていると言えます。

 

 

魅力その2:登場人物およびキャスト

攻殻機動隊とは、作品タイトルにして、同作品内に登場する警察部隊「公安9課」の通称であり、物語の主要な登場人物はすべてこの公安9課の所属メンバーです。

公安9課とは、総理大臣直属の諜報機関。

その目的上、表向きには存在を知られていない謎めいたセクションとなっています。

よって、登場人物に関しても完結した今でもなお語られない部分が多いため、その点についてかなり興味を惹き付けられます。

また、各登場人物のキャストが隙のない超実力派声優陣で固められていて、その名前を聞くだけで作品を観てみる価値があるものと言っても過言ではない程です。

以下に、具体的な登場人物およびキャストについていくつか述べます。

 

草薙素子(キャスト:田中敦子)

 

このアニメの主役。

整った顔立ちの美しい容姿を持ちながら、銃撃戦、肉弾戦などの荒事から、電脳を駆使した情報戦まで、あらゆる格闘の場においてその能力を発揮する現場のリーダーです。

まさに攻殻機動隊を象徴するような存在。

キャストの田中さんは、基本的には冷徹な姿勢を維持しつつ、不正や不条理に対して静かに、時に激しく燃やす怒りの感情を見事に演じていらっしゃいます。

 

バトー(キャスト:大塚明夫)

両目義眼で、がっしりした体格の元コマンドーで、荒事および情報戦を得意としているため、素子と同じく現場において能力を発揮するメンバーです。

物語が進むにつれて、彼が素子に抱く感情が紐解かれて行くので、作品にとって欠かせない重要な人物と言えます。

個人的には、後述の「タチコマ」に対しても、彼が大きな影響を与えているので、物語を観る際には対素子よりも対タチコマに注目することを推奨します。

キャストの大塚さんは、そんなバトーが腹の底に抱える苛立ちのようなものを演じるのにうってつけの渋い声をお持ちでいらっしゃるので、男性も女性も虜になること間違いないでしょう。

 

タチコマ(キャスト:玉川紗己子)

「多脚戦車」と呼ばれる人工知能を持った兵器。

全部で6台あり、いずれも子供のような喋り方で公安9課のメンバーとコミュニケーションを取ることができます。

機械が子供のような口をきくことで愛嬌溢れる存在となっているが、バトーをはじめとしたメンバーやその他の人間たちと触れ合ううちに、やがて兵器として必要以上の個性を備え、それが物語の展開に重要な影響を与えることになります。

その結末は、はっきり言って涙なしには語れない必見の名場面です。

キャストの玉川さんは、彼ら6台全機を担当なさっているのですが、前述の個性が芽生えている様子を微かな声色および口調の違いで演じ分ける絶技を披露してくれています。

 

 

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魅力その3:物語展開

攻殻機動隊には放送第1期と第2期が存在し、それぞれ全26話で構成されている物語です。

原則1話完結ストーリーの連続ですが、展開するにつれて公安9課と対峙する敵の姿があらわになります。

そういった脅威に敢然と立ち向かう公安9課の格好良さもさることながら、公安9課がそうまでして格好良く見えるのは、対峙する敵のスケールや奥深さが計り知れない点にあると言えます。

特に、第1期にて公安9課が取り組む「笑い男事件」は、政府機関と企業の間で利潤追求するあまりに不正を揉み消したり弱者を蔑ろにしたりする行為が生々しく描かれています。

現実味のある舞台背景と絶妙に釣り合うバランスがある中で、公安9課の手によってその全容が暴かれていく様子は、まるで本物の不正が白日の下に晒されるようであり、痛快としか言いようがありません。

 

 

まとめ

 

現実味のある日本を舞台に横行する画期的なテクノロジー

謎めいた登場人物を演じる超実力派声優陣

計り知れないスケールの敵に立ち向かう物語

 
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以上が高レベルでバランスを保っているところに、攻殻機動隊の魅力があると思います。