日本人のスマホに必ず入っている無料通話アプリといえば、LINE。
日常のコミニュケーションはLINEを使っている人が多いですよね。
私もスマホにLINEが入っています。
しかし現地ハワイでLINEはあまり知られていません。
実際私も日本人との連絡ツール用として使っているだけで、現地ハワイの人とは使っていません。
LINEを知らない人もいます。
数ある無料通話アプリの中でもLINEがこれだけ日本で普及した理由はなぜか。
そしてLINEはなぜアメリカで流行らないのかを検証してみました!
LINEの魅力はスタンプ!
これだけLINEが日本でメジャーになったのは間違いなくスタンプです。
LINEは実にバラエティーに富んだスタンプがあります。
オリジナルキャラクターのブラウンとコニーのコンビは面白いですよね。
他にもLINEのスタンプはかわいい系から声が出るお笑い系まで飽きることはありません。
しかしこれをハワイの人に見せても、あまり反応がありませでした。
あの面白いブラウンとコニーのコンビも誰に見せても「ふうん」といった感じで興味を示しませんでした。
4億人ユーザーを、突破したLINEはユーザーのほとんどが日本人です。
カワイイものが好きな日本人はLINEがウケましたが、世界シェアでは苦戦しています。
アメリカで人気の無料通話アプリは?
ここハワイではWhatsAppと、フェスブックメッセンジャーです。
まずWhatsAppはスマホを持っているほとんどの人が使っていて、世界シェアでナンバーワンの無料通話アプリです。
これはショートメールが使い放題のアプリです。
私もWhatsAppを利用していますが、デザインはとてもシンプルでスタンプはありません。
しかもこれ有料で一ヶ月に100円くらいかかります。
じゃあなぜアメリカでWhatsAppがこれだけ普及したかというと、もともとアメリカでのメッセージはEメールではなくて、電話番号からメッセージを送るショートメールが主流でした。
しかし問題はこのSMS送受信は電話料金がかかリすぎることでした。
そこでWhatsAppを使えば、毎月100円程度でSNSが使い放題になり、毎月の電話料金を気にしなくていいことから、流行り始めたのです。
またフェイスブックを利用したことがある人は、ほとんどの人が使ったことがあるフェイスブックメッセンジャーはハワイの人達もよく使っています。
アメリカでLINEが普及しない理由
周りのハワイのローカルに聞くと、わざわざダウンロードしてまで、使う価値はない、と言われてしまいました。
確かに周りに使っている人がいないと無料通話でもあんまり意味がないですからね。
日本からしたら月額100円かかってしまうWhatsAppの方がダウンローする価値がないですが・・・笑
なんとも、流行にはタイミングが重要だと言うことを痛感する一幕です。
国別に見る人気の無料通話アプリ
ハワイにはアジア系移民が多いので、国別に人気の無料通話アプリをチェックしてみました。
日本でもCMをしていたカカオトークは韓国ではユーザーが多いです。
そして中国ではWe Chatのユーザーが多いです。
国によって人気の無料通話アプリが違う理由
このように国によって人気の無料通話アプリが違うのはなぜでしょうか。
無料通話、ビデオ通話、グループ通話などできるというサービスは大差はありません。
また通話品質も特に大きな差はありません。
しかし、ここまで国によって人気無料通話アプリが分かれる理由は国民性だと、私は思います。
日本人は人とのコミニュケーションに可愛さや面白さを求めています。
LINEはスタンプだけでも会話が出来てしまいますから。
どんなスタンプを送るかでその人のスタンプ趣味とか好みがわかって面白いし、それが一つのコミニュケーションになっているんです。
それがアメリカではありません。
コミニュケーションはあくまで「言葉」なので、可愛いスタンプやゲームは不要なのです。
絵文字も日本ほど流行りませんでした。
だからWhatAppのようなシンプルなメッセンジャーアプリがウケたのだと思います。
LINEに一番近いのはカカオトークで、スタンプが多いのもゲームが豊富なのもよく似ています。
韓国ではLINEよりもカカオトークが先行してシェアを広げたために、拡散してあっという間にカカオトークのユーザーが増えたそうです。
確かにLINEを使い始めた時も周りが使っているからという理由で始めましたよね。
中国で人気のWe Chatはチャットだけではなく、ブログやメルマガ、金銭の受信など多機能なサービスがハマってしまうのだそうです。
一見サービスが同じに見える無料通話アプリですが、国が変われば人気のアプリも違うのです。
いつかインスタグラムのように世界共通で流行する無料通話アプリは出現するのでしょうか。