みなさんは日本制を100%信じていませんか?
中国製を100%疑っていませんか?
その判断は必ずしも正しくはありません。
理由を見ていきましょう。
先進国ニッポン
今では日本は世界大国第2位としてアメリカに次ぐ経済力を誇っています。
日本は島国独特の文化を持ち、外部の影響を受けにくく、平和であることでも知られています。
さて、そんな日本で特に都心で買物をすれば、日本全国の特産品や外国の食物などを買うことはとても容易です。
今は海外の特に中国の食物などもたくさん安く輸入されているため、日本国内産のものが高く感じることも多いと思います。
日本国内でもmade in Japanは一種のブランドとなっているのです。
日本産は全て良い?
それでは日本産は全てが全て、美味しくて栄養価が高く商品価値が高いものばかりなのでしょうか?
実はそんなことはありません。
日本で当たり前に販売されていて、日本人が美味しいと感じていたいたものが、実はそんなに商品価値がなかったり、他国のものの方が良い場合も多く存在します。
その例の一つとして挙げられるのは牛乳です。
日本で流通している商品は、誰もが美味しくて栄養があるから出回っていると思いがちですね。
しかし、牛乳に至っては実は違うということをご存知でしょうか?
日本で多く流通している牛乳ですが、実はアメリカ国内などで販売されている牛乳の方が美味しいのです。※味には個人差があります。
日本で出回っている牛乳は主にホルスタイン種という牛の乳を利用しています。
このホルスタインは、元々アメリカから輸入されたのをきっかけに現在に至りますが、実はこのホルスタインによる牛乳は美味しいから採用されているわけではないのです。
昔は、より少ない牛からより多くの牛乳を得るため、そして保存方法の確立が不十分だったためにこの牛が採用されたのです。
日本製の飲食物は、美味しくて栄養価も高く、良品に間違いないと世界中で思われていますが、実は違う場合もあるのです。
実際、アメリカの牛乳はちゃんとしたもの(主に低脂肪の物は美味しく感じない)を選べば、日本の牛乳と違って本来の牛乳の味が楽しめます。
美味しいと感じる人が多いと思いますので、アメリカに行った際には是非ご正味ください。
メイドインチャイナ
生産国というレッテルによる不思議と言えば、最近日本ではすっかりお馴染みの中国産です。
同じアジアの国で世界有数の経済大国になった最近でこそ、中国の人件費は高騰してはいますが、今までは中国で物を作ることで大幅なコストカットを実現してきました。
人件費が高騰している現在でも、中国産は大量生産というイメージが強いです。
この「中国産」というレッテルに一つ面白い現象があります。
近年、中国の富裕層が大量に日本へ観光にやってきていますね。
そして、大量の買物をしていきます。
いわゆる爆買いです。
日本製の安心・安全を求めた爆買いです。
おそらくは、中国に持ち帰り転売されるのでしょう。
しかし、中には中国人が日本へ来てわざわざ中国産の商品を買って行くのです。
我々日本人は、ハワイに行って、わざわざ日本でも売っているような日本製の商品を購入しますか?
普通に考えて購入しないですよね?
そのため、日本人からすると「わざわざ日本へ来て自国の商品を買って行くなんて馬鹿だなあ」と思います。
日本の企業はコストカットのため中国へ外注したり仕入れたりします。
日本人から見る中国の印象は、安く粗悪品のイメージですが、これは現地の中国人もまた同じ印象を抱いているそうです。
しかし、そこに日本の企業が関わったとなると、例えメイドインチャイナだとしても、その商品は中国国内で販売されている商品より、1ランク上のアイテムとして見られるのです。
日本で認められた中国産として、中国国内でもちょっとしたブランドということです。
さていかがだったでしょうか?
今回は主にメイドインジャパンとメイドインチャイナを、極端な例を上げながらではありましたがご紹介いたしました。
どこの国で作ったとしてもそれらには目的があり、そしてある一定の経路を経て我々の生活する場に並びます。
その過程を見ずに「これは良いもの・悪いもの」の判断をするにはとても危険です。
そして、これからはインターネットの発達によってもっと過程が省略される(見えなくなる)恐れがあります。
今生活で日々使っている商品やサービスを無関心に利用していくのも良いですが、どうせなら事情まで理解し賢く生活していきたいものですね。