マンガ・映画・小説を見ていて、ふと気になるシーンってありませんか?

ストーリーには全く関係ないんだけど、ホントど~~でも良いんだけど、「あれ?」と思う瞬間。

 
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有名なところですと、「アルプスの少女ハイジ」のハイジがオープニングで乗っているブランコについて、ハイジの身長などの比較からブランコの紐の長さを算出して数学的に計算すると、時速60キロ以上のハイスピードをたたき出していることが解明されていますが、これはどこかの誰かが物理的に「あれ?おかしくね?」って感じた結果です。

ハイジは一瞬で通過します。笑

 

 

 

ジブリ作品だと「となりのトトロ」で、トトロがサツキとメイが植えた木の実を巨木に成長させた後、コマを回してその上に乗りますよね。

そしてそのコマにトトロが乗り、そのトトロのお腹にサツキとメイがくっつきますが・・

あれ、回っているコマと一緒にトトロも高速回転しないのかな?とか(笑)

トトロも回ってたら、サツキとメイは飛びついても(そんなことになっていたらさすがに子供だって身の危険を感じて飛びつかないと思いますが)弾き飛ばされちゃって一緒に空中散歩どころじゃないな~って、そんなこと考えるのは私だけでしょうか??

今回、そんな気になる点の1つとして、「天空の城ラピュタ」の王子様、ムスカの謎な行動を検証していきたいと思います。

 

 

ムスカはどうしてシータを殺さずラピュタ最深部に連れて行ったのか?

ムスカと言えば、ジブリシリーズきっての悪役!

ジブリシリーズには「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」など敵らしい敵がいない作品だって多いですし、他の悪役達は敵側の人間だとしても何となく抜けていたり(「紅の豚」カーチスとか)、敵なりの信念があったり(敵というほどでもないかもしれませんが「ハウルの動く城」のサリマン)、いつの間にか仲間になったり(同じく「ハウルの動く城」の荒地の魔女や「天空の城ラピュタ」のドーラ一家も最初は敵でしたね!)、「千と千尋の神隠し」の湯婆婆ですら1人息子を可愛がる多少ほっこり(?)した一面があったりするのに、 ムスカはそういう部分が一切ない絶対的な悪役!

ここまで自分の欲望に忠実なジブリキャラ(と言っていいのか分かりませんが)は「ルパン三世 カリオストロの城」のカリオストロ伯爵くらいでしょうか。

 

そしてムスカは抜群の頭脳と実行力を持ち合わせています。

政府の特務機関(情報部)に所属している諜報員!

政府から直々に密命を受ける程の信用を得ており、28歳の若さで「大佐」の地位を獲得するほどのエリート!(大佐に到達できるのは早くても40代、一般的には50代と言われています)

その傍ら、約700年前に滅んだラピュタの歴史を詳細に研究し、正当な王家であるシータの一族ですら忘れ去った、ラピュタ内部の構造(玉座の間や中枢の位置など)やラピュタの機能(立体映像を出現させたり、床をなくして将軍やその部下を海に落としたり)を熟知!

古文書の写しを記した手帳を元に、古代語であるラピュタ語を解読!

ものの5分程であれほどの兵器を完全に掌握しています。

リア充であり、ハイスペック機能を搭載したスーパーエリート。かなりの才能の持ち主と言わざるを得ないでしょう!

 

これほどの人物であるムスカの行動に意味のないものは1つもないと思われます。

いいですか。

こんなハイスペックリア充の男が無駄なあと一歩で全てが自分のものになろうとしている間際で、無駄な行動をとる訳が無いのです。

 

では、何故ムスカはラピュタの最深部に向かう途中で捕えたシータを殺さなかったのでしょう?

それこそ、ポイっとそこから投げ捨ててしまえば確実に殺せるし、パズーのことは顔をかすめる程殺す気マンマンで射撃させておきながら、シータに関しては、

ムスカ

「撃つな!捕えろ!」

と部下にも命じていますし、その前にもティディス要塞でラピュタのロボットを破壊する際にも、

ムスカ

「砲弾から信管を抜け!少女を傷付けるな!!」

と、シータの身の安全を考えた言動を取っています。

 

そして、

ムスカ

「当分2人きりでここ(ラピュタ)に住むのだからな。」

と、シータを一定期間は生かしておく意思を感じさせる発言もしています。

 

これは何故なのか色々と推測してみました。

 

 

①シータから他の呪文も聞き出すつもりでいた

ムスカの家系(ラピュタ王族の分家)は文字によりラピュタの知識を伝え、シータの家系(天帝としてラピュタを支配した王族の本家であるトエル家の末裔)は口伝によりラピュタの言語&飛行石を残しています。

ムスカは正当な王位継承者ではないので、滅びの言葉初め、飛行石にラピュタの位置を示させるための呪文も知りませんでした。

シータは他にも色々な呪文をお祖母ちゃんからおまじないとして教わっていたようなので、それらの呪文を知らないとラピュタの性能を100%発揮できないのかもしれません。

それを聞き出さないことには、シータを殺すに殺せなかったのではないでしょうか?

ムスカ

「当分2人きりでここに住むのだからな。」

のセリフの‘当分’とは、ムスカの知らない呪文の数々をシータから聞き出すまでの間、という、割と短い期間を意味するのかもしれません。

 

 

②飛行石はシータがいないと力を発揮しない

飛行石の発動条件は、パズーが飛行石を首からかけて落ちても全く反応しなかったことを見る限り、ラピュタ王家直系の血統にのみ始動する仕組みになっているようです。

ムスカは分家の血統なので、もし飛行石を持って落下しても反応しないかもしれません。

作品中で、ムスカは伝承にあった通りの黒い石を飛行石で操っているように見えましたが、あれもシータが横にいたからこそなのかもしれません。

この場合、ムスカの言う‘当分’はかなり長期間に渡ると考えられます。

 

 

③正当な血統を持つ子供が欲しかった

あまり考えたくないですが、シータとの間に子孫を残そうという狙いがあったのかもしれません。

黒い石でラピュタの力を手にした後のムスカの言動を見ると、

ムスカ

「言葉をつつしみたまえ!!君はラピュタ王の前にいるのだ!!」

「これから王国の復活を祝って、諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね。見せてあげよう、ラピュタの雷を!!」

と、非常に尊大。

気分はすっかり王様です。

 

ムスカ

「旧約聖書にあるソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ」

などと言い出したところから察するに、もはや王様どころか神様気分かもしれません。

 

モロウ将軍に、「貴様、正気か?」と言われてしまうほどの変貌ぶり。

そんなムスカとしては、王様たるもの、やはり一般庶民の女なんかと結婚するわけにはいきません。

王家の正当な血統を受け継ぐシータと結婚すれば、正当な血統を持つ跡継ぎを残すことができるでしょう。

(シータはほんの1週間くらい前まで古い家に住みヤクの世話をして暮らしていた超庶民派な女の子だという話は置いといて)王族同士の結婚!

これは気位の高いムスカにとってかなり魅力的な話だと思われます。

 

さらに、ラピュタの王族は女系継承だという話があります。

シータが、代々飛行石は暖炉に隠してあった、ということをパズーに話す時、「お母さんもお祖母さんもお祖母さんのお祖母さんも・・。」と言うのです。

お父さんやお祖父さんではなく、お母さんやお祖母さんと言っているところ&ムスカがティディス要塞で最初に聖なる光を放った飛行石に弾かれたシーンからそんな推測されたのですが、もしそうだとすれば、シータと契りを交わすことで男である自分もまた真のラピュタ王に・・・!という野心があったのかもしれません。

 

でも、ムスカ28歳、シータ12歳、年の差16歳。

これが36歳と20歳ならまだしも、今この時点でムスカかシータをどうこうしようとしていたとしたら、ネット上での評判通りロリコンやら変態と罵られても仕方ありませんね。

ちなみに同じく悪役のカリオストロ伯爵もルパンに「ロリコン伯爵」とからかわれていましたね!orz

そしてムスカと同じく、惨めな&多少間抜けな最後を遂げています。

もしかして今後うまく娘が生まれれば、その娘を傀儡にして自分が実権を握る立場(摂政や関白っぽい位置)に立つつもりであったとも考えられます。

 

この場合、‘当分’とはシータが娘を産むまで、ということになりますね。

ちなみに、ドーラは若い頃本当にシータにそっくりだったので(寝室に肖像画がありますがシータにそっくりです)、シータが年を重ねてドーラ化した場合、ムスカはどうするのでしょう?(笑)

シータがパズーと結婚した場合、パズーの老後も心配です(笑)

他にも私には想像もつかないような理由があったのかもしれません。

どんな場合でもシータにとってはとんでもない災難です。

うまく切り抜けることができて本当に良かった!

さて②、皆さんはどう思われますか?

 

 

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「3分間待ってやる!!」なぜムスカは3分間待ったのか?

視力はちょっと弱いけど(あと、ちょっと頭皮の生え際もヤバイという噂だけど)頭脳明晰なエリート諜報部員であるムスカが犯した唯一にして最大の過ち、「シータと話がしたい!」というパズーに対して、

ムスカ

「3分間だけ待ってやる。」(ニヤリ)

と、2人の話し合いを許可してしまったことです。

 

正当な王位継承者であるシータの家系に伝わっていた呪文について何1つ知識のなかったムスカですから、まさか滅びの言葉という奥の手があっただなんて思いもよらなかったでしょう。

何故こんな情けをかけてしまったのでしょうか?

この3分間でムスカの身の破滅が決定してしまったのですから・・。

ですが、調べてみると、この疑問はアッサリ解決しました。

ラピュタの映画製作するにあたっての絵コンテ(下書き)が存在しそれに答え記載されていました。
http://moto-neta.com/anime/muska-waits-3-minutes/

 

ええっ!

単なる弾切れ!?

 

ムスカ、そういえば確かに銃を装填していましたね!

それではあの3分間は、パズーとシータのためなどではなく100%自分の都合だったということです。

言われてみれば、慈悲の心など持ち合わせていなそうなムスカの行動理由として非常にしっくりきます。

 

また、大砲を構えているパズーに対して、

ムスカ

「それともその大砲で私と勝負するかね!?」

などと余裕たっぷりに言ってのけましたが、一般的には大砲の方が圧倒的に有利な気がするのですが。

こっちは拳銃一丁(しかも弾切れ・・。)

シータのおさげを特に狙いもせず正確に撃ち落せるほどの腕前をもってしても一発ドカンとやられたらアウトなんじゃないんですか?(実はこの時、ドーラから弾を2発しかもらっていないためパズーも弾切れだったのですが、ムスカはそれを知りませんし。)

と、思ったのですが、実はパズーの使っていた大砲は弾速がとても遅く、ムスカの拳銃の弾速の約1/2~1/3しかありません。

 

またパズーの弾丸の性質は固いものに当たって初めて作動するタイプで、人間に当たっても炸裂せずかなり痛い・・という程度。

お互い同時に正確に狙って撃っても先にパズーに命中して死亡してしまうため、本当にムスカの拳銃のほうが有利なんだそうです。

ただの強がりだった訳ではないのですね!

 

 

ちなみに、他の「天空の城ラピュタ」に関して気になることと言えば、700年前に全地上を支配したほどの王国なのに、正確な文書1つ残っていない、人々にあまりラピュタの存在が知られていないのが気になります。

700年と言えばもちろんかなり長い年月ですが、現在2017年で・・

私は学生を卒業してから長いですが、パッと思いつくだけでも、

1192年 源頼朝が鎌倉幕府を開く(いい国作ろう鎌倉幕府)
1333年 鎌倉幕府滅亡(一味散々鎌倉滅亡)
1338年 室町幕府(一座ざわめく室町幕府)
1467年 応仁の乱 (人世むなしい応仁の乱)

など、歴史は勝者が作るものですので、その時代の詳細な情報はさておき、おおまかな流れは700年前どころか800年前の出来事も割と伝わっていますよね。

もし私が自分の庭から鎧を掘り起こしてしまったとして、桔梗紋がついてたりしたら、「もしかして明智光秀関連の!?」って思い当たりそうです。

たった700年足らずで、空から大きなロボットが落ちてくるまで誰もラピュタの存在を信じなかった・・とかいう伝説レベルになってしまうのでしょうか?

ラピュタの存在は、あまりの恐怖ゆえに文書が打ち捨てられたのでしょうか?

でもこういう存在って、隠しても隠してもわらべ歌や物語などで密かに伝わっていそうなんですけどね。

世界的にはイースター島のモアイ像なんかが似た状況かもしれませんね。

現地で使用されていた文書などはほぼ残されておらず、像などに掘られた文も手がかりなどがなさ過ぎて、解読が出来ずに現代に至っています。

モアイ像を配置した方法も謎であり、一説には鳥人間が存在していたなんていう都市伝説まで浮かび上がっています。

 

さらに、シータの唱えた困った時のおまじない(飛行石にラピュタの位置を指し示させるための呪文)は、よく覚えてたね!?ってくらい長いのに、特に危険な滅びの呪文に限って何故バルスっていう超短い単語なのでしょう?

長い単語だと唱えてる間にムスカに撃たれちゃいそうだから短くしたという大人の都合なのでしょうか?

あんな短い呪文でなければバルス祭りが起こることもなく、サーバーがダウンするようなこともなかったはず。

それとも抱き合いながらシータは長い呪文の最初の部分を唱えていて、最後の3文字だけパズーと「バルス」って言っただけとか?(笑)

ちなみに「バルス」はトルコ語で「平和」という意味!
(作中では「閉じよ」という意味らしいですが)

ラピュタが崩壊すれば世界にとってこれほど平和なことはありませんので、宮崎監督はこの辺りのことも考えていたのかもしれません。

 

以上、「天空の城ラピュタ」のムスカに関する謎行動を検証してみた記事でした!

 
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