高校生から社会人まで多くの方が受験する日商簿記二級。
難易度もそれなりにあり、また就職につながる資格試験でもあるため、受験者が多い、イコールそれ専門の専門学校のコースやセミナー、書籍などの「ビジネス」ができあがっている程の人気の資格です。
そして、その「ビジネス」が、受験者の足下を見るかのように高額です。
しかし、本当にその「高額」な講座を受講しなければ合格できないのでしょうか?
ここでは、実際に日商簿記二級に合格した私がオススメする低価格な勉強方法をお教えします!!
日商簿記二級独学でしかも低価格な勉強法
勉強方法は大きく分けて3つあります。
1)動画学習
お高いテキストを購入したり専門学校に通うのもよいですが、私は動画学習をオススメします!
特にオススメしたいのが、弥生カレッジさんのコンテンツです。
http://www.kaikei-soft.net/koza_ichiran.html
横山先生の解説は実践に即していて分かりやすく、丸暗記ではなく「なぜそうなるのか?何のために必要なのか?」からしっかりと理解させてくれます。
商業簿記、工業簿記ともに分かりやすいです。
無料ダウンロードできるレジュメPDFもありますよ。
また、ほぼ毎週行われるniconico生放送では、リアルタイムで講師に質問をしたり、全国に散らばる仲間たちとコミュニケーションをとることもできます。
横山先生の試験直前講座では、なぜか毎回、試験にでる問題と同じ内容を偶然に誰かが質問をしますので、お見逃しなく!!
はっきり言って、これがあれば専門学校に通う必要はありません!
その他にもYouTubeを見ると何種類かの講義ビデオが公開されていますので、それらを参考にされるのもよいと思います。
2)アプリですきま学習
いろいろなアプリがありますが、私はよせだあきこ先生のパブロフ簿記(商業簿記)をオススメします!
仕訳問題に加え、貸借対照表や損益計算書の左右どちらにその科目が出てくるのか?という直感的な問題もあり、問題を解くときのスピードが大幅アップしました。
なにより、キャラクターのパブロフくんがかわいらしくて癒されます。
アプリにリンクされているよせだ先生の動画も、勉強になります。
ちなみに、よせだ先生はパブロフシリーズのテキストと問題集も出版されていますが、、、こちらは申し訳ありませんが私には不向きでした。
じっくりお勉強する方にはよいかと思いますが、試験に出ない内容も多いですし、理屈を理解するのにはわざわざテキストを購入するよりも弥生カレッジさんの動画にて学習する方が要点を押さえていて理解しやすいです。
3)過去問を解く
「過去問はバイブルだと思え!」と言うのが、私の持論です。
なぜなら、日商さんも「試験の傾向を分析している人=本気で合格したい人」「過去に出したことのある問題くらい解けて当然」という考えがあるようなのです。
試験範囲の改訂もありますが、新しい分野からいきなり難しい問題が大量に出るものではないですし、なにより試験は70点とれれば合格なのですから。
ちなみに、過去問題集ですがTAC出版のものが一番使いやすかったです。
スッキリとける日商簿記2級過去+予想問題集 17年度版/滝澤ななみ/TAC出版開発グループ【1000円以上送料無料】
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私は3級の受験会場がTACスクールだったので、試験後の解説会に参加して無料でいただきました。
分厚いので、私はカッターで次の3部に切り分けました(笑。
- 最初の解説や予想問題
- 過去問題
- 解答と解説
喫茶店で勉強するときなどに便利でした!
理想は、過去問を3周解くことです。
解くごとにスピードもあがりますし、問題の意図も理解が速くなります。
それでも「試験まで時間がない!」という方は、最低限、直近3回分はやりましょう。
あとは、試験直前になるとあちこちで試験予想が発表され、「第○回と同じような問題」などを拾うことが出来ますので、そこに書かれている問題だけを抜き出してカンペキにしておくというのも良いかもしれません。
実際、私はそれしかできませんでした。
以上、いかがでしたか?
最後にオマケで電卓の話をします。
これは完全に好みの問題でもあるのですが、私はカシオ製ではなくシャープ製をオススメします。
実は、3級のうちはカシオを使っていたのですが、「0」キーの上に「AC」のキーがあるために、早打ちをしているうちに全消ししてしまいたびたび涙を流す羽目になりました。
そして、打ち間違いが多かったため、精算表の問題を解くのに何度も電卓を叩かねばならず、本当に一苦労でした。
ある時、キー配列の違いに気付き、慌てて電卓を買い替えました。
何気に使いやすかったのが、無印良品の電卓です。
リーズナブルですし、キー配列も問題ありません。
ただ・・・
数字が読みにくい!!
最終的にシャープ製の電卓にしたところ、精算表問題が本当に楽になりました。
これは意外な盲点です。
もしこれから電卓を購入される方、あるいは今カシオ製を使っていて早打ちが出来ずに苦労をされている方は、是非シャープ製へのお乗り換えをオススメします。
ぜひお試しあれ!
そして、楽しく試験に合格しましょう!