「崖の上のポニョ」と言う作品、一度はご覧になったことがあるでしょうか?
ロードショーでも何度も放映されており、視聴された方も多いかと思います。
この作品に気になるカップルが登場します。
そう、ポニョと宗介!
今回はこの二人が今後どうなっていくのかを考えてみたいと思います。
「崖の上のポニョ」という作品は、実は個人的には魔力を持った魚が、人間の生活圏を自分の私利私欲でめちゃくちゃにしていくため、あまり好きではありません。笑
特に「崖の上のポニョ」と「ハウルの動く城」は詳細の説明が無いまま、ものすごいスピードで物語が進んでいくため、世界観が非常にわかりづらいです。
「崖の上のポニョ」に関しては、水の中で人が息をしていたり、災害時に5歳の息子をおいて自分の職場へ急ぐ母親など、けっこうぶっとんだシーンがあります。
それでも、わかりやすい点は「魔力を持った魚が、想いの力によって人になる」という部分ですね。
宗介に恋をして、魔力を捨ててでも人間として生きていきたいと願ったポニョと宗介が最後にキスをして、ポニョは念願の宗介と同じ5歳の人間の女の子へ!
文句なしのハッピーエンド!
と、思いそうですが、色々問題をはらんでいるような気がしてなりません。
海の女神グランマンマーレが、
「古い魔法・・男の子の心が揺らがなければ、ポニョは人間になって魔法を失うわ。」
と言い、宗介に質問します。
※以下グ=グランマンマーレ。
こうしてポニョは晴れて人間の世界に来ることになりました!
ですが、この時点での宗介のポニョへの愛情は男女のものではなく、完全にペット愛かと推察されます。
それかいいとこ妹や友達への愛情レベルです。
ましてや、本物の愛があればどんな姿になったって変わらない同じ愛情を注げる的な、壮絶な恋愛を経験した大人の男が抱けるような思いを5歳の少年が持てるとは到底思えません・・・。笑
では、ここでグランマンマーレが言っている「男の子の心(愛情)が揺らがなければ・・」って、ペット愛でも良いのでしょうか?
そして今後、宗介の母リサがポニョを引き取り、一緒に崖の上の家で生活していくようです。
どんなに美男美女でも、兄妹や姉弟が恋愛関係に陥らないのは、本能的に遺伝子が近い相手を選ばないようにインプットされているようです。
希に兄妹で本気の恋愛に陥ってしまい事例もあるようですが、遺伝子的な部分の他に、物心ついた時から一緒に育っているから、「恋愛感情」より前に「家族愛」という感情が育まれてしまう、という理由が大きいそうです。
小さい頃からずっと一緒に生活していると、妹や姉は「女」ではなくなり、他の男性には魅力的な女性でも、兄や弟にとっての認識は目の上のたんこぶ・舎弟・子分。
妹や姉がいない男子が、姉や妹がいる男子をうらやましく思うシーンなんて、人生でいくらでもありますが、実際当の本人達は何も思っていないというのがこういった理由からです。
また、恋愛には、新鮮味やドキドキ感が必要ですが、相手のことを知りすぎている姉や妹ほど「新鮮」から程遠い存在はありません。(ちなみに、何らかの事情で別々に成長して再会した場合、血縁関係でも恋愛感情が芽生えてしまう可能性もあるそうです。)
つまり、今後宗介がポニョに抱くであろう感情は、兄妹愛である可能性が高そうですね。
もしかして、宗介も年頃になってクラスメイトに恋をしたり、大学生になって彼女ができたり、社会人になって結婚相手に巡り合うかもしれません。
もちろん、家族思いの宗介はポニョへ変わらぬ愛情(ただし家族愛)を注いでくれると思いますが、それでもポニョは人間でいられるのでしょうか?
ココが重要です。
「崖の上のポニョ」はアンデルセンの「人魚姫」のハッピーエンドバージョンらしいのですが、王子様が勘違いから別の女性を結婚相手として選んでしまった時、人魚姫は泡となって消えてしまいました。
人魚姫と決定的に違う点が、登場人物を幼い年齢設定にし、恋愛感情を曖昧にしている点。
ポニョがそんなことにならないためにはどうしたら良いのでしょうか!?
- 1.ポニョが人間でいるための前提条件である宗介の愛情は種類を問わない!
- 男女愛に限らず、ペット愛・家族愛・友情etc何でもOK!という設定!
- 2.ポニョを養女に出して2人に物理的な距離を作る
- 宗介の母親のリサが勤務しているデイケアサービスセンター「ひまわりの家」の職員や利用者の家族などで誰か探せないでしょうか!?
色んなことを書きましたが、こんな私の邪推などお構いなしで、ポニョと宗介は、
「大きくなったら結婚しようね!」
と言いながら仲良く育ち、宗介が一人前の船乗りになった頃にゴールインしてほしいですね。
宗介はパズーばりに今後の成長に期待を持てるいっぱしの男の子です。
責任感と意志の強さに溢れ、かっこいい男になるでしょう。
ポニョをめとるのか、家族として幸せになるのか・・・。
※完全に妄想が入っていますので、気になった方は本当にすみません!