元祖適当男として、活躍を続ける高田純次さんの面白いんですが深い言葉を紹介します。
適当という言葉は、実は辞書で引くと「適材適所」という意味を持ちます。
世間一般的には、適当という言葉はいい加減に何かを行っている際に使用される言葉です。
しかし、いい加減そうに見えるその態度は、緊張感が入り交じったその場実のバランスを、良い感じに保っているのかもしれません。
高田さんの言葉には、何かそんなことを思わせる格好良さが含まれています。
若くして浮き沈み、酸いも甘いも経験しているオリエンタルラジオに対して、自分が現役であり続けるためのルールを語っており、その言葉が反響を呼んでいました。
これは若くても年をとってもなかなか出来ないです。
ついつい話してしまうんですよね。お酒がまわると余計に。
しかし、自分の自慢話ばっかりしてそうなイメージがある高田さんからこんな言葉を聞くとは・・・。
こんな言葉も残しています。
これも高田さんが現役であり続けられる要素なのかなあと感じます。
これを男が言うのって、プライドが邪魔していえなかったりしますよね。
社会を形成しているのはトップを走り続ける人だけではありません。
それを支える人がとても重要だったりします。
自分の弱さを露呈しているとも言えるこの言葉は、自分の全てを受け入れた人間しか発することが出来ません。
自分の全てを受け入れた人間ほど、信頼に値する人はいないですし、かっこいい人はいません。
高田さんは、東京デザイナー学院卒業、アルバイト生活を経て劇団「自由劇団」に研究生として入団しています。
しかし、その劇団は半年で解散してしまいます。
26歳で宝石会社トキモトに入社、30歳で退社し劇団「東京乾電池」に入団。
そして今に至るのです。
一般的な人には決して理解できない経歴。
周囲からは散々夢を追えば良いというわけではないという言葉を投げかけられたことでしょう。
その言葉に堪え忍び、今に至っているのです。
なかなかに山あり谷ありの経歴ですが、そこには男の覚悟と時には気を抜く姿勢がありました。
楽しそうな裏側
やはり高田純次さんと言えばこのような生き様がイメージ通りです。
しかし、楽しく生きようとしている人の中には、素晴らしく輝いている人が多いのも事実。
所ジョージさんとかもその典型なのではないでしょうか?
高田さんはこんな言葉も残しています。
この言葉は、当たり前と言えば当たり前です。
しかし、普通は苦労や失敗に目を背けがちです。
「失敗しないように」生きてしまうのです。
高田さんが言うと、何かすごく違和感があるんですが、やはり劇団に所属するという一風変わった人生を歩んでいる人は、同時にその覚悟がすごいんです。
未来を考えると高田さんでも不安を感じざるを得ないような環境だったということでしょう。
しかし、未来を考えてもしょうがなかったりします。
一旦目標を設定したら、あとは今に全力で取り組めば良いのです。
何も持っていない状況で先を考えても、おそらく不安な気持ちにしかならないでしょ。
この言葉は、淡々と成功したような人には語れない重みが含まれていると思います。
さらに高田さんはこんな言葉も。
高田さんが言うと5割り増しくらいでかっこよくなってしまいますね。
リア充という言葉は、ある程度のイケメンだったり、彼女持ち、友達がたくさんいてパーティをしているような人に使用されることが多いですが、「何かに燃えている充実感」を持った人が最もリア充であると感じます。
一つの壁を越えても、すぐに次の壁へと向かうのです。
そんな人生を送りたいですね。
人生の道
上記で紹介したような高田さんの覚悟が最もわかる言葉がこれでしょう。
高田さんでもずいぶん迷ったのですね。
今の時代は情報に溢れ、逆に自分がしたいことが見つかりにくい世の中になっているのかもしれません。
年金なんて、もらえるか分からない時代。
やりたいことよりも、手堅く生きることを選択しがちなこの社会で、アウトローに生きるのはよほどの覚悟が必要です。
安定志向は一見、安全領域にいるような気がしますが、実は発展がなく、長期的に見ると破綻に向かいます。
やりたいことを見つけよう。
アウトローに生きよう。
アメリカでは歳をかんがみない文化があるそうです。
日本人は歳を気にしすぎです。
30才だって、40才だっていいじゃないですか。
はみ出して生きていきましょう。
気を抜こう
そして、自分の生きる道を決めかねてしまう時は、高田さんの、このような言葉を思い出してほしいです。
悪いことが続いても、一生そんなにつらいということではありません。
先ほどの言葉を借りると、「失敗はあることが普通」なのです。
自分にとって悪いことが起こったとしても、それは晴れの日があれば雨の日があるように、起こって普通のことなのです。
これは脳科学などでも言われますよね。
脳をだます。
それによって成功を勝ち取れる可能性は大きくなります。
思い込みは必ず自分を後押ししてくれます。
さらに、私が最も感動した言葉。
テレビなどで放送されているのは、あくまでも成功した人。
失敗をたくさんしてきたけど最終的には成功した人々です。
しかし、世の中には、最終的に大きな成功で終わらない人もいます。
そんな酸いも甘いもを知っている高田さんだからこその一言な気がします。
気が楽になる高田さんの魔法の言葉はまだ続きます。
思うようにいかないのが人生というもの。
10回やって、7回失敗したって、それはどんな優れた人間でも当たり前なのです。
本当にその通りだと思います。
叶わないからこそ、売れる。
だから、商売になる。
願いを叶えるためには、失敗が普通であることを受け入れ、アウトローに生きて、今に集中した結果、得られるものかもしれません。
そして、最もやる気になる言葉かもしれません。
そんな素敵な言葉でしめたいと思います。