「いまだに何かをわかったわけでもなく、 ただ迷いつつ手探りでやり続けております。」

 

長年トップを走り続けているタモリさん。その言葉は世間の逆を突く言葉が多いように思いますが、そこにはタモリさんが生きてきた人生が詰まっています。

きっと、タモリさんが正解ではないし、政治家が正解ではないし、自分自身で言葉を紡いで考えることが重要なんだなあ・・・と感じさせてくれます。

 

 

さて、タモリさんというとサングラスを掛けて、お昼の大人気番組「笑っていいとも」で話している姿を強く思い出す方は多いと思います。

高い声のドラえもんしか知らないという人が増えてきたように、いつしか「笑っていいとも」という長寿番組があったことを知る人がいなくなる時代も来ると思うと、なんだか今では想像もつかないですよね。

それほどまでに一つの時代を作った「笑っていいとも」で長年司会をされていたのがタモリさんです。

笑っていいともを家や職場の食堂で見ると、「あーお昼休みだなあ」と感じる人も多かったですよね。

笑っていいともは30年を越える長寿番組で、その年の旬な芸能人がゲストやレギュラーを勤めるなどしたために、視聴率も平均して高かった番組でした。

司会を務めていたタモリさんはは年間を通して休みはあまり取らず、ひたすら司会を続け、お昼の顔としてテレビ業界に君臨してきました。

そんなタモリさんの魅力に迫りたいと思います。

 

 

タモリさんの人気の秘密

さて日本を代表するような長寿番組を司会していたタモリさんですが、何故そこまで人気があったのでしょうか?

 

人気の理由の一つとして挙げられるのは謙虚さが上げられるかと思います。

タモリさん自身、鉄道や音楽などヲタク的に詳しいこともあってか、自分とは違う趣味を持つ者や能力を持つ者への興味があるのだと思います。

そのためか、「笑っていいとも」では様々な人々が出演し、その中にはタモリさんよりも年下の人がほとんどでしたが、タモリさんの話し方は「対等に話す」というよりは「教えてもらう」というような印象を受けることが多かった印象があります。

これは多くの人が共感できる部分なのではないでしょうか。

人柄の良さがにじみ出ているとも言えるでしょう。

こうした「聞く姿勢」というのは年を重ねるほど難しいことであり、年長者を気取って全ての話の腰を折っていた場合、テレビを通して伝わる姿は非常に滑稽に映ったことかと思います。

タモリさんの姿は、魅力的な年長者、上司にしたいような先輩として、その姿が映っていたのでしょうね。

 

そして二つ目の理由は恐らく精神年齢が低いということです。

精神年齢が低いのは、一般的には「幼稚である」というマイナスの面で語られることが多いですが、ここでいう精神年齢の若さは、どの性別・世代の人とでも対等にスムーズに話が出来るということを指しています。

「笑っていいとも」では毎回幅広い年齢層の芸能人や一般人などのゲストが参加します。

そこでお茶の間の人気を博すような司会を行うと言うことは、もはや個人・法人に商品を売って歩く営業マンのように幅広い営業をしていることと同等であると言えます。

営業マンは基本的にどんな人とでも話せないとやってはいけませんから、タモリさんは「笑っていいとも」を通じて同じようなスキルを培った、もしくは元々備わっていた能力であったと考えられます。

この能力は慣れれば誰でも会得することが出来ますが、少しでも苦手意識を持つと途端に会得が難しいスキルと言えます。

 

人は何度も会うとそれだけ好感を持ちやすいという現象があります。

そのため、好意を抱いている人の日常に頻繁に登場するようにするのは、非常に効果的な恋愛テクニックの一つなのです。

タモリさんは「笑っていいとも」を通して、30年以上もお茶の間の前で話し続けてきました。

実際に視聴者とは会ってませんが、ドラマで数回映るような俳優よりは、平日の決まった時間に毎日テレビに映っているタモリさんの方が、好感度は高いと考えられます。

 

 

つまり、タモリさんが営業マンになったら・・・?

 

これはおそらく、凄いことになります。笑

タモリさんのように普段から様々な業種・年代の方と話をたくさんして、誰とでも仲良くなれるように努力することは、仕事だけでなく生活さえも向上させていきます。

何より精神的にも肉体的にも負担が減り仕事での疲れが軽減されます。

そして自然とプライベートも充実することでしょう。

 

人は皆何かしらのお仕事に就いているかと思いますがどんな職種でも必ず人と人とが関わっていることだけは変わりありません。

「仕事で上手くいっていないな」と思ったときには一度立ち止まって、今の人間関係を思い返すと良いかもしれません。

人は必ず一人では仕事はしていません。

今まで一人でやるべきと考えていた仕事は、良好な人間関係を築くことによって、誰かが手伝ってくれる仕事になるかもしれません。

「営業マンは事務所に戻ってきたら仕事おしまいではなくて事務の女性に営業をするまでが仕事だ」と言う営業マンがいます。

これは間違いではありません。

事務の女性と仲良くなっておけば、事務処理でミスをしてしまったときにスムーズに直してくれたり、手伝ってくれたりします。

このように日々、常日頃の営業が大切なのです。

今はコンピューターが発達しコミニケーションが少なくなりました。

どんな職業・役職の方もタモリさんの営業スキルを今一度学ぶことが、人生をより良くしてくれる秘訣かもしれません。

 

スポンサーリンク



 

名言

ここまで、タモリさんの魅力とその才がスーパー営業マンへとつながっていることを紹介しましたが、そんなタモリさんが残した名言を紹介したいと思います。

 

 

「夢があるようじゃ、人間終わりだね」

「夢が達成されるまでの区間がつまらないものになる」

 

これだけを聴くと、「おいおい、年を取ったおじさんが世迷言を・・・」と感じるかもしれませんが、ここにはタモリさんが歩んできた人生論が込められています。

タモリさんが言うには、向上心のある人というのは「今日」を「明日」のために消費しているのです。

「夢」を語ったことがある自分としてはちょっとギクッとする言葉です。

自分は「夢」をもっている・・・とさもありげに語って見せ、それに対して向上心を見せ、まあ非常に素晴らしいことなのですが、未来を見据えるばっかりに今を犠牲にしてしまっているのかもしれません。

今を積んでこそ、未来があるんですね。

タモリさんは「今日」は「今日」のためにこそあると表現しています。

つまり、向上心は今に向き合おうとすることを邪魔するものであるということです。

一般的な考えを否定するかのような言葉ですが、何か現手を振り返らせてくれるすてきな言葉です。

 

「節操なんつうものはないほうがいいですよ。節操をもってるとね、やっぱ心が自由にならないからね。」

「節操」とは正しいと信ずる主義・意見などを固く守ることです。

よく言えば信念をもっていることですが、悪く言えば頑固者です。

一つのことに意固地になり、曲げないことは、同時に他のものを取り入れるチャンスを失うことでもあります。

これが、タモリさんの「聞く姿勢」につながっているように感じます。

どんなに年が下の人の発言だとしても、自分が知らないことには興味津々で聞くことが出来るのです。

こうした生き方は、楽譜はありながらも、そこから自分を表現を引っ張り出しセッションを行うジャズに似ているような印象があります。。

その時の雰囲気、周囲の演奏の仕方、盛り上がり方によって、瞬間瞬間でどんどん変化をしていくジャズ。

お気楽にも見えるかもしれませんが、実はものすごい集中力が必要です。

それがタモリさんの生き方なのかもしれません。

 

「人間って自分がいかに下らない人間かということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな。」

この言葉は、自分に高い期待をして、その期待に添えない自分がいて、葛藤した人にしか思いつかないものだと思います。

  • 自分は周囲が自分に抱くような人間ではない
  • 責任感なんてない
  • 自分には出来ないから人と協力しよう

そんなことを考えるだけで、気が楽になりませんか?

 

最後に、タモリさんがお笑いの世界でトップを走り続ける理由がよくわかる言葉を。

笑福亭鶴瓶さんはかつて、タモリさんに

「なんで人の笑いを邪魔するのか」

と聞いたことがあるそうです。

 

確かに、さんまさんは後輩たちとの連携をよく見せますがタモリさんはむしろその連携を壊すように立ち振る舞う時がありますよね。

この質問に対し、

「お前やさんまは笑いを取りに行こうとする。それが当たり前になると帯番組はマンネリになる。だから一番山のところで叩く。そうすれば何かを考えるだろう。それがマンネリ解消になる」

と答えたそうです。

 

常に面白いことを考える。

そのために、何でも拾う。

まさに今と向き合い続けるタモリさんらしい言葉ですね。

「笑っていいとも」が終わることによって、テレビの第一線から退いた印象があるタモリさん。

しかし、後世にもその存在は残るでしょう。

そのお力添えに、この記事がなれれば幸いです。

 
スポンサーリンク