私は2度目の結婚の際に手相を占ってもらいました。
外国人との結婚、2度目の結婚、相手の家族、異国の地・・・不安要素がたくさんあったからです。
そこで手相を占ってもらったのですが・・・その体験をご紹介します。
手相占いの体験
私は20代の後半に一度、離婚を経験しています。
以前、現在の夫である日系アメリカ人との結婚が決まった際、相談に訪れたのが手相占いでした。
結婚と同時に夫の両親との同居を承諾したものの、異国の地で果たしてうまくやっていけるか、再婚への不安が募っていたんです。
そんな気持ちに区切りをつける意味で、第三者のアドバイスに耳を傾けてみようと思ったのです。
実は私の母も独身の頃、占い師に手相を見て貰った経験がありました。
それも特殊で、通りを歩いていた母に突然、占い師が近づき、半ば強引に手相を見て結婚後の生活や子供の数、性別などを予言したそうなんです。
俄かに信じられないと思いつつも、それ以来、母は結婚するまでずっと、その占い師の言葉が心のどこかに引っかかっていたようです。
しかし、結婚後、占い師の予言は良いことも悪いことも半分、半分で母を安心させました。
今では笑い話しになっている程です。
そんな母の体験談を聞かされたことや、自分自身が結果に拘ったり、気にしたりするタイプだったため、占いを頼りにするような気持ちになったことは、それまで一度もありませんでした。
結婚を相談した占い好きの友人の勧めで、実現した手相占い。
それでも一人で行くには勇気がなく、それじゃあと友人が一緒に来てくれたおかげで、初めて手相を見て貰うことができました。
料金は2千円だけだったと思います。
私は結婚で不安に思っていた次の3つをずばり占って貰いました。
1.外国人の夫との相性と結婚生活がうまくいくか
1つめはやはり外国人と結婚をすることについてです。
日本語は少しは理解できるけれど話せない夫と、英語は好きだけど、日常会話程度の能力しか持ち合わせていない私がうまくコミュニケーションを取るためには、基本的な相性が良くないと話しになりません。
元々、口数が少なく寡黙な夫は、私の話しを聞いてはくれましたが、果たして100%理解しているかは不明でした。
それに喜怒哀楽を表に一切出さないタイプだったので、相性がいいかどうかなんて見極めるのも私には無理だったんです。
異国の地で、共に人生を歩もうと決意した人との衝突や、意識的なズレを回避するのが一番大事だと感じていました。
ましてや私は再婚でしたから、余計にその思いは強かったと思います。
そんな内容を中心に占い師の先生へ相談しました。
相性は問題ないとの結果だったのですが、結婚生活がうまくいくかは私次第だと指摘されたんです。
普段は呑気にしていますが、何かあると白黒をはっきりさせないと気が済まない私のそんな性格を見抜き、注意するようにとアドバイスされた気がしました。
2.結婚の時期と、同居する義父母との関係はどうか
2つ目は相手の親御さんの話。
結婚と同時に、夫は私に義両親との同居を条件に挙げていました。
片脚の不自由な義父と、重度のアルツハイマー型認知症を患っていた義母には介護も必要だったんです。
それが私の母を始め、日本の家族全員、また友人、知人などが一斉に私の再婚に反対した主な理由でした。
私はそれまで介護の経験が一度もなかったため、わざわざわ外国まで苦労しに行くことはないと、引き留めるご近所さんもいました。
実際、下の世話などを考えただけで結婚へ踏み出す決意が揺らいだりしたのは本当です。
そんな悩みを占い師に打ち明けたところ、結婚の時期、タイミングが重要だということでした。
義父は11年前に、義母は3年前に他界しましたが、義両親は限りなく優しい人たちで救われました。
確かに不慣れで孤独な作業だった介護ですが、私にとって苦労と言うよりも、いつの間にか嬉しさに変わっていたんです。
だんだん、義両親の喜ぶ顔を見るのが幸せに感じられるようになりました。
この点では占いの通り、結婚の時期を慎重に選んだのが、功を成したと言えるのかも知れません。
3.夫の兄、姉、その家族との関係
結婚と同時に同居することになったのは義父母だけでなく、夫より3つ上の未婚の夫の兄もそうでした。
2人の姉はそれぞれ我が家から車で10分くらいの距離と、少し離れた場所に居住していました。
結婚前に日本からのお土産を手に挨拶に訪れた際、異様な雰囲気を感じたのは気のせいだったのか、とにかく、義兄や、義姉たちとその家族の笑顔を見られなかったことが頭から離れませんでした。
受け入れて貰えないのではないか、そんな心のもやもやを一気に占い師の前で吐き出したんです。
夫の家族との関係は、環境の変化も影響すると知り、移住するタイミングを見て貰いました。
しかし、日本の領事館での国際結婚の手続きの過程が思ったより複雑で、かなりの日数がかかってしまったんです。
そのため、占って貰った移住の時期とは、随分とかけ離れたものになってしまいました。
どうやら、結婚前に感じた異様な雰囲気は遺産相続が関係していたようです・・・。
子どものいない私はかなり前から、間接的に遺産相続問題に巻き込まれてしまったと感じています。
自宅駐車場の車や、大事に育てている観葉植物、洗濯物などへのいたずらが今でも未だ続いているからなんです。
これが環境の変化が齎した影響なのかどうかは分かりませんが、全てが一日も早く解決に向かうことを願わずにはいられません。
これが私の手相占い経験談。
占いは誰にでも当てはまるようなことを慎重に分岐させ、客から情報を引き出しながら行なっていくもの・・・とよく言われます。
そのため、まあ当てずっぽうというか本当に私のことを見通した結果を伝えられたのかは分かりません。
そうと分かってはいても、その占いの結果に左右されているように感じるのだから不思議です。
たまには、このような占いを信じてみるのも良いかもしれませんよ。