約10年間前に当時大人気だった「ぐるぐるナインティナイン」や「笑いの金メダル」に出演したことにより当時爆発的な人気と地位を不動のものにしました。
そして当時のネタであった掛け声などがその年の流行語大賞にもノミネートされるほどの社会現象にもなりました。
昔から似たような上裸スタイルの芸人の方々は何人もいました。
決して見た目だけでウケたわけではなさそうです。
最近ではメディアでの露出が減り、テレビに出たとしても服を着ていることが非常に多くなりました。
そんな小島よしおさんの経歴や考え方の秘密などをお話していきたいと思います。
小島よしおの略歴
そもそも小島よしおさんは人気になる前はどのように暮らしていたのでしょうか?
彼はなんと有名な早稲田大学の出身でさらに教員免許を取得しており夢は小学校の先生だったそうです。
しかし残念ながら教員採用試験には不合格だったのです。
そして大学時代のお笑いサークルでの活動をきっかけに様々な苦労を経て芸人になります。
そして決定打となるのは小島よしおさんが2007年に当時の人気お笑い番組やバラエティ番組に出演し、今では有名になっているキャッチーなネタが大ヒットし有名になり現在に至ります。
「そんなの関係ねえ」
これ。最初見たときはかなり衝撃だったのを覚えています。
しかし最近では昔ほどメディアに出てきていないことに気付きます。
いったんは死亡説まで出た小島よしおさん。
社会現象にまでなった小島よしおさんは現在一体どのような活動をなさっているのでしょうか?
小島よしおの今の営業スタイル
人気絶頂期を経て今でもお笑い関係のショーなどに出演している傍ら最近では主にテーマパークや幼稚園などで幼稚園児や小学生などの子供を相手にショーやお笑いをすることが多いようです。
人気絶頂期から冗談で周りの芸能人の方から1発屋で終わると言われていた彼ですが本当に終わってしまったのでしょうか?
実は小島よしおさんは既に次の段階へと進んでいるのでした。
彼はとあるインタビューで次のように答えていました。
「バラエティ番組に出演してお笑いをやってヒットしたとしてもしばらくすると必ずみんなに飽きられる。
それが子供相手であれば成長するまでウケてくれる。
そして今は少子化と言えども毎年たくさんの子供が生まれてくる。
つまり毎年新しいお客さんが現れるのでその子たちに楽しんでもらえれば毎年活動が出来る。」
ということです。
この発想はとても常人には思いつかない考え方です。
普通のビジネスであればある程度商品が行き渡り飽きられてしまったらすぐに違う商品を作り広めます。
しかし小島よしおさんの場合は違い持ち味を残したまま、ターゲット層となるお客さんが年々変わっていくという発想の転換ということになります。
通常、お笑い番組は子供も見ているものですが、それを子供向けへ特化すると言うことは、演出やネタにも違いが出てきます。
例えば、何かステージ上でパフォーマンスを行う際、暗転させるというのは一つの主要な演出ですが、小さな子供がたくさんいる会場ではそれは御法度。
急に暗くなったら怖くて泣き出してしまうことがあるのです。
いくらこれから面白いことをやりますと言っても、相手は子供ですから一度泣き出してしまうとなかなか見向きはしてくれません。
子供が対象ではありますが、全力で笑いについて考えるのは変わりませんし、本気で挑まなければ子供も笑ってくれないと感じているようです。
もともと小学校の先生の仕事をしたかったという彼らしい発想ですし職業は違えど当時の夢に近づいているのではないでしょうか?
今回は小島よしおさんの考え方から発想の転換の大事さを思い知らされました。
これは今の日本の会社員の方には特に大事なことだと思います。
今後の世の中は正規雇用のサラリーマンだったとしても決して安定な生活が送れるとは言えない状況です。
いまだに日本ではコスト意識や費用対効果を考えながら仕事をしているサラリーマンが少ないようです。
とりあえず体が動く限り会社に出向き、とにかく自分の場所を確保するために仕事をむさぼり、それは決して会社の利益につながることばかりではないのです。
小島よしおさんのように一時的に人気絶頂の地位につきながらも人気の低迷とと供に収入の危険に晒され、工夫して営業スタイルを変えて生きていくことが今の日本人には大事なのことなのかもしれません。
こうした顧客層を変え、それに伴って演出やパフォーマンスも変えるというのは通常のビジネスと何ら変わりありません。
とりわけ小島さんが行ったことは、本気で取り組んだ芸人さんが過去にはいません。
意外とブルーオーシャンと言うことです。
そして今ではCDを販売するまでに至っています。
一発屋として一気に有名となり、消える消えると言われながらも、自らの手でしっかりと道を切り開いてきた小島さん。
今後は日本でも副業が原則大丈夫な世の中になっていきます。
正規雇用のサラリーマンに掛かっている仕事の負担は多いのも現状です。
しかしこれを期に日本のサラリーマンの皆さんも小島よしおさんのように発想の転換をして生き延びていける世の中になればいいなと感じます。